ボーラ・WTO45 ミドルハイトチューブレスホイール登場
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2018年登場したカンパニョーロの新たなホイールシリーズ「WTO」。風洞実験によって生み出された新しいリム断面形状、ハブデザインを採用した空力重視のシリーズだ。既に発売されているリムハイト77mmのフロントホイールと、60mmの前後セットというラインナップに加えて、今回45mmハイト前後セットモデルが新たに登場した。
最も汎用性が高いWTO
ホイールでは大きなシェアを持つカンパニョーロが、満を持して登場させたエアロ重視のシリーズ「WTO」は、チューブレス対応でリムブレーキとディスクブレーキをそろえるというトレンドに合わせた設計。新作はリムハイト45mmのモデル。現状のロードホイールマーケットで人気のミドルハイトを採用してきた。
フルカーボンチューブレスリムのみの展開で、リムの内幅は19mmのワイド仕様。バルブの反対側のカーボンレイアップを増やしてバランスを取るなど、高効率なホイールとして抜かりはない。ハブの形状も空気抵抗の低減を狙ったデザインになっており、ベアリングは低抵抗のセラミック球を採用している。ブレーキはリムブレーキ仕様とディスクブレーキ仕様の両方がある。チューブレス化した理由を「クリンチャー、チューブラー、チューブレスタイヤの走行抵抗を同条件(ライダー+バイクが80kg。時速40kmで走行する場合)で比較するとチューブレスが一番低抵抗だったから」としている。このホイールはレースでも実戦投入されており、UAEツアーでコロンビアのフェルナンド・ガビリア(UAEチーム・エミレーツ)がステージ優勝を飾った。
BORA WTO 45
リムブレーキ用価格/29万4000円(税抜)
リムブレーキ用シマノフリーボディーモデル価格/29万5000円(税抜)、前後セット重量/1496g
ディスクブレーキ用価格未定