2009年5月号 自転車生活「ワザあり!」大辞典 ポジショニング編、メカニック編
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自転車生活[ワザあり!]大事典
自転車に関するさまざまなスキルをもっとアップさせたい!という気持ちになる季節。いろんなシーンでの「ワザあり!」なテクニックを集めて大特集した。ポジション、ペダリング、メカニックからツーリング。じっくり読んで1ランク上のサイクリストを目指そう!
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[表紙の自転車]WILIER
CENTO1
ウィリエール・チェントウノ 問 服部産業 TEL06・6981・3965
www.hattori-sports.com
06年にウィリエール創設100周年を記念して発表されたのがCENTO(100の意味)だ。トップチューブが弧を描いてダイレクトにシートステーにつながるフレームワーク、角断面の極太ヘッドチューブなど、当時の最先端テクノロジーを取り入れた意欲作だった。その後継モデルがこのチェントウノだ。シートポストはインテグレーテッドタイプになり、ヘッドチューブまわりはさらにボリュームアップしている。フォークも曲がりが少ないストレートタイプに変更されカッコよさを増しているが、さらなる注目はシートステーとチェーンステーを一体モノコック成型した点。独特のフォルムをもたらすとともに、応力の集中するエンド部の剛性を向上させている。また左右のチェーンステーは大きく左右非対称に造作され、チェーンホイール側はチェーンとの干渉を防ぐため、大きく下側に湾曲している。
08年、ランプレチームはこのチェントウノで活躍、D・クネゴがジャパンカップで貫禄の優勝を遂げたのも記憶に新しい。またクネゴのチームメイト、A・バッランは昨年のロード世界選手権を制している。そう、このチェントウノこそが、現在の世界チャンピオンマシンなのだ。100年を超える歴史と、最高峰のプロレースからのフィードバック。それがウィリエールのバイクをさらに磨き上げる。
spec.
●フレーム/カーボン ●フォーク/カーボン ●メインコンポ/シマノ・デュラエース ●ハンドル/3T・ロトゥンドーチーム ●ステム/3T・ARXチーム ●サドル/セライタリア・SLR XP ●シートポスト/リッチー・WCS ●ホイール/シマノ・WH-7850 ●タイヤ/ハッチンソン・フュージョン2ロードチューブレス ●フレームサイズ/XS、S、M、L、XL、XXL ●完成車重量/6.88kg(ペダルレス本誌実測) ●カラー/ホワイト、ブラック、クネゴ、レッド/イエロー、ランプレ ●完成車価格/86万1000円(デュラ仕様)54万6000円(フレームセット)※ほかスーパーレコード仕様あり