本誌2016年5月号掲載の「ニッポンのじてんしゃ旅」、編集部員による3日間での九州横断に使用されたルート、2日目がこのコース。湯布院の温泉宿を出発して県境を越え、向かうは阿蘇だ。本誌掲載後に起きた熊本地震、確認したところ紹介されたコースはどこも通行可能だ。復興支援としても、ぜひじてんしゃ旅で熊本の魅力を味わい尽くしたい。

草原に包まれて590mを上り、いつの間にか平坦基調となっていく道を進むと、やまなみハイウェイのハイライトとも言える「長者原」に辿り着く。間近に九重連山が迫る、まさに絶景スポットだ。その他にも高さ日本一の吊り橋である「九重”夢”大橋」や、ソフトクリームを求めて地元サイクリストが集う「ガンジーファーム」など見どころも多い。牧ノ戸峠を越えると後はとびっきり長いダウンヒルでやまなみハイウェイを抜ける。ゴール地点、阿蘇内牧温泉「蘇山郷」はこれまた名湯だが、サイクルスタンドだけでなく「弱虫ペダル」コーナーもあるぞ。