ツール・ド・フランス2019第5ステージはサガンが区間通算12勝目をマーク

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ツール2019第5ステージ

(photo : ASO/Alex BROADWAY)

第106回ツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)は、2019年7月10日にサン・ディエ・デ・ボージュからコルマールまでの175.5kmで第5ステージを競い、ポイント賞のマイヨ・ベールを着たスロバキアのペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)が集団ゴールスプリントを制して区間優勝し、大会通算12勝目をマークした。

区間2位はマイヨ・ブランを着たウァウト・ヴァンアールト(チームユンボ・ビスマ)、3位はヨーロッパチャンピオンのマッテーオ・トレンティン(ミッチェルトン・スコット)だった。

総合首位のマイヨ・ジョーヌはフランスのジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が守った。

ツール2019第5ステージ

(photo : ASO/Alex BROADWAY)

 

ウェレンスが山岳賞トップをキープ

ツール2019第5ステージ

●第5ステージのコースプロフィール(MAP : ASO)

ツール2019第5ステージ

●第5ステージのマイヨ・ジョーヌ(ジャック・アンクティル)

第5ステージは176選手が出走。オフィシャルスタートの合図と共にアタックが始まり、20km地点で山岳賞のマイヨ・アポワを着たティム・ウェレンス(ロット・スーダル)、マス・ヴーツ(チームカチューシャ・アルペシン)、サイモン・クラーク(EFエデュケーションファースト)、トームス・スクインシュ(トレック・セガフレード)が逃げ出すことに成功した。4人はボーラ・ハンスグローエがコントロールする集団に28km地点で2分差を付けた。4人の中で総合成績が最も上位なのはクラークで、5分4秒遅れの総合73位だった。

44km地点のカテゴリー3のグレンデルブリュックはマイヨ・アポワのウェレンスが先頭で通過した。集団とのタイム差は広がらず、ここでまだ2分5秒だった。中間スプリント地点はクラークが先頭で通過。残り100kmになっても、タイム差は1分50秒だった。

カテゴリー2のオー・ケニグスブール山頂もウェレンスが先頭で通過し、5ポイントを獲得した。ここで彼が翌日もマイヨ・アポワが着られることが確定した。残り50kmで、ボーラ・ハンスグローエが引く集団と4人のタイム差は1分40秒だった。

集団はカテゴリーの付いていないケゼルベールの登坂で分断し、ディラン・フルーネウェーヘン(チームユンボ・ビスマ)やサイモン・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)が遅れたが、再び1つになった。

カテゴリー2のコート・ド・トロワ・エピの登坂が始まると、先頭の逃げからシュミットが脱落し、集団に吸収された。頂上まで残り2kmでスクインシュがアタックし、単独で頂上を通過して5ポイントを獲得した。ウェレンスは15秒遅れ、クラークは40秒遅れ、集団は55秒遅れだった。下りでウェレンスとクラークは集団に戻り、先頭はスクインシュ1人になったが、彼も残り22kmで捕まった。

集団ではエドワルド・ボアッソンハーゲン(チームディメンションデータ)が機材故障に見舞われて遅れてしまった。ここでイルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン)も集団から脱落した。

最後に越えたカテゴリー3のコート・デ・サンク・シャトーはクサンドロ・ムーリッセ(ワンティ・ゴベール)が1位通過で2ポイントを獲得した。ゴールまで残り18kmで、集団はチームサンウェブが引いていた。ボアッソンハーゲンは25分間追走し、やっと集団に追いつくことができた。

ゴールまで残り7kmでポルトガルのルイ・コスタ(UAEチーム・エミレーツ)が集団からアタック。2km先で10秒差を付けたて逃げ続けたが、残り2kmで捕まってしまった。

最後は集団スプリントになり、マイヨ・ベールのサガンが圧勝した。

■ツール区間通算12勝目を上げたサガンのコメント
「ボクはただ、情熱を持って走らなければならない。そうすれば勝利は訪れる。チームメートたち全員に感謝の言葉を言わなければならない。彼らは素晴らしい仕事をしてくれて、遂にボクたちは探し求めていたツール・ド・フランスでの勝利を得た。ボクたちは平坦な部分と終盤に向けて、一日中レースをコントロールしていた。ボクは最善を尽くした。誰もが勝利のための幸運と良い一日を必要としているものさ」

ツール2019第5ステージ

(photo : © BORA – hansgrohe / Bettiniphoto)

■第5ステージ結果[7月10日/サン・ディエ・デ・ボージュ~コルマール/175.5 km]
1. PETER SAGAN (BORA – HANSGROHE / SVK)    4H 02′ 33”
2. WOUT VAN AERTWOUT VAN AERT (TEAM JUMBO – VISMA / BEL) 
3. MATTEO TRENTIN (MITCHELTON – SCOTT / ITA) 
4. SONNY COLBRELLI (BAHRAIN – MERIDA / ITA) 
5. GREG VAN AVERMAET (CCC TEAM / BEL) 
6. JULIEN SIMON (COFIDIS, SOLUTIONS CREDITS / FRA)
7. MICHAEL MATTHEWS (TEAM SUNWEB / AUS) 
8. NILS POLITT (TEAM KATUSHA ALPECIN / GER)
9. JASPER STUYVEN(TREK – SEGAFREDO / BEL) 
10. JULIAN ALAPHILIPPE (DECEUNINCK – QUICK – STEP / FRA) 

■第5ステージまでの総合成績(マイヨ・ジョーヌ)
1. JULIAN ALAPHILIPPE (DECEUNINCK – QUICK – STEP / FRA) 18H 44’ 12’’
2. WOUT VAN AERT (TEAM JUMBO – VISMA / BEL) +14’’
3. STEVEN KRUIJSWIJK (TEAM JUMBO – VISMA / NED) +25’’
4. GEORGE BENNETT (TEAM JUMBO – VISMA / NZL) +25’’
5. MICHAEL MATTHEWS (TEAM SUNWEB / AUS) +40’’
6. EGAN BERNAL (TEAM INEOS / COL) +40’’
7. GERAINT THOMAS (TEAM INEOS / GBR) +45’’
8. ENRIC MAS     (DECEUNINCK – QUICK – STEP / ESP) +46’’
9. PETER SAGAN (BORA – HANSGROHE / SVK) +50’’
10. GREG VAN AVERMAET (CCC TEAM / BEL) +51’’

[各賞]
■ポイント賞(マイヨ・ベール):PETER SAGAN (BORA – HANSGROHE / SVK)
■山岳賞(マイヨ・アポワ):TIM WELLENS (LOTTO SOUDAL / BEL)
■新人賞(マイヨ・ブラン):WOUT VAN AERT (TEAM JUMBO – VISMA / BEL) 
■チーム成績(黄色ゼッケン):TEAM JUMBO – VISMA (NED)
■敢闘賞(赤ゼッケン): TOMS SKUJINS (TREK – SEGAFREDO / LAT)

ツール・ド・フランス公式サイト

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(photo : ASO/Alex BROADWAY)

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