扉峠
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中山道→ |

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ビーナスライン上ではピークとは言えない和田峠だが、和田宿と諏訪をつなぐ中山道では厳しい表情を見せる。ビーナスラインが表ルートであれば、こちらは完全な裏ルート。道も荒れていて、なかなか困難な上りだ。また、昔からの街道筋ということもあり交通量も多い。江戸時代に豪商が旅の難儀を少しでもやわらげようと作らせた茅葺きの立派な接待所が、上りの途中にある。和田峠に到達するまでは見通しのあまりない林の中をひたすら上る我慢のルートだ |
←アザレアライン |
松本から扉峠までじかに通じているのが、アザレアラインと名付けられたルート。上り始めはこちらもキツい勾配だが、人里の間を抜けていくので比較的気持ちはラク。県道67号線をそのまま進んでも扉峠に到達できる(扉温泉はこちらのルート上にある)が、入山辺の温泉の先で県道283号線に入ったほうが、道が広く走りやすい。美ヶ原三城牧場を越えてからは、すっかり山岳ルートとなり休むような場所はない。扉峠の直前で分かれた県道67号線に合流する。 |
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ビーナスライン
ビーナスラインは茅野市を起点として蓼科高原、白樺湖を経由して美ヶ原まで至るルート。その名のとおり、優雅なワインディングロードがボクらを迎えてくれる。車山高原からは八ヶ岳の眺望がすばらしい。視界を遮るものはなく、あたかも空と道しかないかのようだ。その先は
霧ヶ峰から八島湿原へ向かう比較的まっすぐな尾根沿いの道。そして、和田峠と扉峠までは細かいアップダウンを繰り返す。最後の美ヶ原まで女神の表情は変化し続ける。今回のルートでは紹介しなかったが、蓼科高原から白樺湖に抜けるスズラン峠も含めれば、総距離75㎞にも及ぶ健脚者向けの最長ルートもとれる。 |
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車:中央自動車道・諏訪インターから約40分
電:JR中央本線・上諏訪駅
距離33㎞ 標高差400m(美ヶ原まで)
所要時間:5~6時間(美ヶ原まで) |

車:長野自動車道・松本インターから約20分
電:JR中央本線・松本駅
距離23㎞ 標高差1300m(美ヶ原まで)
所要時間:4~5時間(美ヶ原まで) |
雄大な自然を満喫できる
八島ヶ原湿原 |
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山の上に突如現われる湿原がここ。尾瀬と並ぶ貴重な湿原地帯は国の天然記念物であり、夏場は多くの草花が生い茂る。周辺探索路の木道も整備されているため、ツーリングのちょっとした息抜きにとてもいい。9月上旬~10月上旬の紅葉もまた違う趣がある。 |
車山高原の起点に
ペンションあれ!あれ!
長野県茅野市車山高原
TEL:0266・68・2059 |
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オーナーが自転車好きなこともあり、ロード、MTBを問わず各種サイクリングツアーを開催するペンション。レンタサイクルも行なっているので、初心者の仲間とともに泊まるのもオススメだ。自転車関連の書籍やDVDもそろっているので夜も話は尽きない。 |
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