2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの出場選手が決定

2023.09.28
イベント

11月5日（日）に開催される「2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の出場選手が決定した。

海外チームからは、既に発表されている、ツール・ド・フランス2023新人賞のタデイ・ポガチャル（UAEチームエミレーツ）や、山岳賞のジュリオ・チッコーネ（リドル・トレック）をはじめとする27人が出場する。2023年シーズン限りでロードレースからの引退を表明しているスロバキアのペテル・サガンも5大会ぶりに出場する。

出場選手発表記者会見には、2022年と同じく、バーレーン・ヴィクトリアスの新城幸也と、パラサイクリングの杉浦佳子がオンラインで参加した

9大会連続9回目の出場となる日本の新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス）は、選手の顔ぶれについて、
「タデイ・ポガチャルが初出場で、日本の皆さまも楽しみにしているでしょうし、サガンは何度か日本にも来てファンの多い選手ですし、1人挙げるのが大変なくらい注目選手が多すぎて選別することができないです」
と話した。

国内参加選手は、全日本選手権ロードレースで優勝経験がある畑中勇介（キナンレーシングチーム）、佐野淳哉（マトリックスパワータグ）、入部正太朗選手（シマノレーシング）など実力があるベテラン選手をはじめ、埼玉県出身の金子宗平（スペシャルチームジャパンforさいたま）も出場する。

女子・男子ジュニア選手は、2023年のジュニア全日本選手権ロードレースで優勝した岡本美咲（北桑田高等学校）や島崎将男(帯広南商業高等学校)など、これからの日本のロードレース界を担う若手選手が7人参加する。

パラサイクリング選手は、東京2020パラリンピックの金メダリストであり、2023年の世界選手権でも優勝を果した杉浦佳子(総合メディカル/TEAM EMMA Cycling)をはじめとした実力者が出場する。

記者会見に参加した杉浦は、
「アルカンシェルジャージを観客の方が気づいて喜んでくださったということが私にとっては最高の思い出かなと思います。国内であまりレースがないので日本語での声援はものすごくうれしいものです。私たちは障害というハンデを努力と工夫で乗り越えてここまでやってきています。もし今落ち込んでいる方がいらっしゃったとしてら私達の走りを見て希望を持っていただけたら一番うれしいと思っています」
と話した。

なお、発表された選手の中には、ツール・ド・フランス2023総合優勝のヨーナス・ヴィンゲゴー（ユンボ・ヴィスマ）の名前がないが、ASOやチームと出場を調整中だという。