シュガーライド久米島2018 参加レポート【後編】
目次
アラフィフおじさんも癒される、久米島は365日サイクリングリゾートアイランド!!
2018年11月18日(日)に開催されたシュガーライド久米島2018。島を2周するアスリートコース(100km)、ぐるっと1周コース(45km)、ぐるっと1周らくらく観光コース(35km)、3種類のコースに北は北海道から関東、関西、南は九州沖縄まで118人が参加した!
パワースポットに満ちあふれた久米島!
晴天に恵まれた大会2日目、8:00AMにアスリートコースが、9:00AMにぐるっと1周コース・ぐるっと1周らくらく観光コースがそれぞれスタート。
自称「アメハラスメント男」の筆者は相変わらずの晴れ男ぶりを発揮して、おもわずドヤ顔。今回は、どうしても「ハテの浜」を訪れたかったので、断腸の思いで45kmの1周コースを選択した。スタートしてまもなく、海岸線に出たところで、JAL自転車クラブの櫻井さんのハッピースマイルをいただき、朝から幸せな気分に……。
さらに40分程走り最初のエイドで出迎えてくれたのは、地元のスナック「ひなちゃん」のお姉様方。昨夜の仕事が終わってから、徹夜でサーターアンダギー他の補給食をご用意してくれはったんやて(涙)。ひょっとして、今夜に向けての営業活動なんやろか?(笑)。
立て続けに女子からパワーをもらった後、ざわわな道を通り抜け、またもや海岸線を走って行くと、ひとつめのパワースポット「ミーフガー」に到着。地質学的にも珍しい岸壁は、女性が拝むと子宝に恵まれるねんて。そして、このエイドでは、久米島名物の海ぶどうを食す。海洋深層水で育てられてるので、本州で食べるものと比べると、プリプリ感が半端ないやんか。しかし、こんな贅沢なエイドステーションで喜んでたのも束の間、実はこの後、激坂が……。
上りの後には下りがアルサー!
楽勝ゆるゆるライドとなめきってたところ、突如現れた上り坂に足を着く参加者が続出するなか、サイスポジャージを着ている限り、それだけはしたらあかんとペダルを踏み続ける。
11月後半やのに聞こえてくる蝉の鳴き声や、サポートライダーの「もう次で終わりますから!」というベタなサイクリストあるあるに励まされながら、なんとか上りきった頂上の「比屋定バンタ」の展望台では、ハテの浜や慶良間諸島も見える絶景としゅわしゅわコーラのご褒美が待っていた。
さらにその後は、絶景の連続と心地よい海風を浴びながら、「これ最高やんか!」と叫んでしまうくらい幸せなダウンヒルを堪能し、そのままゴール後のご褒美、久米島名物の車エビにたどり着いたサー(笑)。
念願のあの場所へ
ゴール後は、車エビだけでなく、ランチまでついているので、沖縄そばをいそいそといただき、シャワーを浴びてから、いよいよ念願のハテの浜へ出発。
港までのクルマとボートに乗って約30分で、長さ7kmに及ぶ砂浜だけの砂州へ到着。今まで見たことのない、真っ白な砂とエメラルドグリーンの海の色に参加者全員が大満足した様子。ちなみに100kmコースにエントリーすると、ゴール後に行くのはかなりタイトになるんで、島の滞在を伸ばしてでも、行くことをオススメするで~!
そして最後の名物、ふれあいパーティー
大会終了後、リゾートホテル久米アイランドのガーデンテラスでアフターパーティーが開催された。お互い知らない参加者同士や運営スタッフと美味しい料理とお酒(泡盛飲み放題)を飲みながら、ふれあう場となっているのが何とも心地よい。ホテルのペア宿泊券や地元でしか手に入らない泡盛が当たる抽選会や、第一回大会からの皆勤賞を表彰するなど、お互いの顔がみえる、めちゃくちゃ温もりを感じるパーティーですわ。
特に地元中高生による創作エイサー「球美若獅子太鼓」は、子どもたちの一生懸命に舞う姿と、胸にグッと突き刺さるような太鼓の音で、なんでか分からんけど思わず涙ぐんでしまった……。まわりの参加者もうるうるしてるのを見て、ひと安心したんやけど、今、思い出しても涙があふれてくるほどの感動でした。久米島のパワースポットをいろいろ訪ねたんやけど、筆者にとってはもっともパワーをもらった瞬間やったかも。
そして最後は、参加者全員で沖縄おどり「カチャーシー」を見よう見まねで踊って、大会のフィニッシュを祝ったのであった。
はじめて久米島に来て思ったのは、青い海とサトウキビ畑の景観はもちろんのこと、地元の人たちの穏やかな人柄に癒されたことやろね。人とのつながりを大切にしてくれる、だから毎年参加する人がいるんやと思う。わし、来年も行ってまうかも……
シュガーライド久米島2018
開催日時:2018年11月17日(土)・18日(日)
開催場所:沖縄県島尻郡久米島町
主催:シュガーライド久米島運営委員会
主管:沖縄県サイクリング協会、久米島サイクリング協会、琉球新報社