ツール・ド・フランス・プルデンシャル・シンガポール・クリテリウム2023 開催
ツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)を主催するフランスのアモリー・スポール・オルガニザシオン(ASO)が自ら手掛け、ツールの熱狂を疑似体験できる人気の興行クリテリウムが、今年もシンガポールで開催された。
昨年初開催されたツール・ド・フランス・プルデンシャル・シンガポール・クリテリウムには、ツールで総合初優勝したデンマークのヨーナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)が参加し、メインレースのクリテリウムを制した。
今年ツールを連覇したヴィンゲゴーはシンガポールに戻って来なかったが、10月29日に開催された第2回大会には、今年のツールで総合2位になって新人賞を受賞したスロベニアのタデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ)、区間4勝してポイント賞を受賞したベルギーのヤスペル・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク)、イタリアに31年ぶりで山岳賞をもたらしたジューリオ・チッコーネ(リドル・トレック)が参加。マイヨ・ジョーヌ以外の3賞ジャージ受賞者が顔を揃えた。
さらにツールで区間通算34勝している英国のマーク・カヴェンディッシュ(アスタナ カザクスタン チーム)、今シーズンでロード競技を引退したスロバキアのペテル・サガン(トタルエネルジー)、ツールで4回優勝した英国のクリストファー・フルーム(イスラエル・プルミエテック)といったスター選手たちも参加し、昨年同様華やかな大会となった。
メインレースのクリテリウムは、ポイント賞のマイヨ・ベールを着たフィリプセンが、ゴールスプリントでポガチャルとカヴェンディッシュを下した。
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