セオフェスが4年ぶりに開催
第15回セオサイクル・サイクルフェスティバル
開催日:2023年11月23日(木・祝)
開催地:千葉県・袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ
主催:セオサイクル・サイクルフェスティバル実行委員会
セオサイクルが開催するレース&試乗会イベント『セオサイクルフェスティバル』通称『セオフェス』が11月23日(木・祝)に開催された。
2時間と4時間のエンデューロや個人のロードレースのほか、協賛企業による試乗会やキッチンカーでの食事など、多彩な内容で関東圏のサイクリストに人気の高い、国内でも有数の規模を誇る自転車の祭典だ。
前回の開催はコロナ禍前の2019年。
4年ぶりの開催となる。
会場となる袖ヶ浦フォレスト・レースウェイは、普段は二輪車や四輪車が走るサーキットで、コース幅は15〜18mと広く、1周の距離も約2436mと手頃で、アップダウンもキツ過ぎず、初心者でも楽しめるコースだ。
首都圏からのアクセスも渋滞がなければ1時間ちょっとと良好で、セオフェス以外にも年間に数回、自転車のレースが開催されている。
開会式の挨拶ではセオサイクルの瀬尾仁社長が「私が代表に就任して初めてのセオフェスだった2019年は大雨でして、雨男と言われております」と会場を笑わせた。
今年も早朝は雨足が強くなる時間帯があり、また、かなり濃い霧も出ており、レースは当初の予定より30分遅れてのスタートとなった。
大会が始まるとともに天候は回復していき、エンデューロのスタートから1時間ほどの時点では太陽も顔を覗かせた。
きっと、瀬尾社長の雨男の異名も返上されることだろう。
雨は上がったものの、会場には時折強い風が吹いており、出展エリアのテントが風で動かされるなどの小さなトラブルがあった(サイクルスポーツブースでも、ノボリが飛ばされてしまうため片付けました)。
濡れた路面と強い風の影響もあってか、落車は何件か発生したが、重篤な事故に至ることはなかった。
これも、参加者の走行マナーが良かったことや、サポートライダーをはじめとした大会運営スタッフの努力の賜物だろう。
大きな事故もなく全てのクラスが終了。
表彰式では、クラスによっては、優勝者には自転車が贈られるなど、協賛各社からの豪華な副賞もセオフェスの魅力の1つ。
賞品の入った大きなバッグを渡されて、参加者は大喜びだった。
リザルトについてはセオフェス公式サイトでご確認ください。
https://seocycle.co.jp/seofesweb/
レース参加者を対象としたスキルアップセミナーも開催。
チームブリヂストンサイクリングの現役選手やOBによるレクチャーが行われた。
オリンピックや世界選手権代表クラスの現役選手やレジェンド選手から直接話を聞ける数少ないチャンスだ。
セオフェスといえば、レースだけではなく、50社を超える協賛企業によるブース出展や各メーカーの最新モデルの試乗会が行われるのも楽しみの1つだ。
通常は展示エリア横の特設コースでの試乗だが、レースが行われていない昼休みの時間帯は、サーキットも走ることができた。
レースに参加するだけでなく、老若男女みんなで楽しめる『自転車の運動会』セオフェス。
来年もまた、無事に開催されることを期待しよう。