スイスのサイクリングの魅力を紹介する「スイスサイクルナイト」開催
海外でのサイクリングツアーを手がけるフェローサイクルによる「スイスサイクルナイト」が、東京・渋谷区で2023年12月7日に行われた。スイスのサイクリングについてまだ知らない人が多いということで、その人数を増やしていくために魅力を紹介するイベントだ。
イベントでは、まず、スイスでサイクリングをしたことがある人たちが体験談などを語った。
イベントを共催したスイス政府観光局の日本支局長サラ・ロロフさんは、スイスサイクリングの魅力を5つ挙げた。それは、
1.美しい山々があり注目すべき峠道があること
2.サイクリングロードが整備されていること
3.サイクリストのためのホテルが完備されていること
4.自転車を解体せずに列車に乗せることができること
5.スイスチーズとワインはサイクリング時のエネルギー補給に最適なこと
だという。
また、現役時代にツール・ド・ロマンディに参加したことがあり、現在はスイスとの国境にも近いブールカン・ブレスに在住する元自転車プロロードレース選手の別府史之さんは、「自然いっぱいだし、自転車に乗る環境としては最高の場所になっています。あらゆるサイクリングスタイルがある国です」と話した。
このほか、ロロフ支局長と共に2022年9月にスイスを走った自転車メディア、シクロワイアードの綾野真編集長が、写真を交えてそのツアーを振り返った。
次に、フェローサイクルの水澤史代表が、フェローサイクルが提案するスイスサイクリングの旅を説明。フェローサイクルでは、最大8人までの少人数限定パッケージツアーと、個人の要望を聞いていいとこどりで作るオーダーメイドプランを提供する。マッターホルンの麓のツェルマットに現地支店があり、万全のバックアップが受けられるという。
スイスではレンタサイクルが充実しており、フェローサイクルのツアーでも用意される。しかし、旅の写真の中に自分の自転車が入ってないと締まらないという人もいるだろう。そんな人のために、樹脂製の「BTB輪行箱」について、発売するコーワの森泉忠浩さんが紹介。箱状なので飛行機の一番下に積まれても自転車が守られるなど、飛行機輪行に輪行箱を薦める理由を話した。イベントの最後には抽選会が行われ、この輪行箱が特賞として贈られた。
イベント後は、ロフロ支局長が考えるスイスサイクリングの魅力の1つであるスイスワインとチーズの試飲・試食会も行われた。