MTBの祭典「第32回シマノバイカーズフェスティバル」が、2024年7月27日（土）、28日（日）の2日間にわたり、長野県諏訪郡富士見町にある富士見パノラマリゾートをメイン会場に開催される。ダウンヒルやクロスカントリーなどのレース、MTBやグラベルバイクなどで楽しむオフロードツーリング、ロードバイクで楽しむオンロードツーリング、また会場を盛り上げる様々なイベントなど、八ヶ岳と南アルプスの大自然を舞台にした祭典を楽しもう。参加申し込みの受付は6月24日（月）までだ。

今回は会場レイアウトを大幅に刷新し、バイカーズビレッジを駐車場エリアに大きく展開。そのバイカーズビレッジには、クロスカントリーレースのスタート/ゴール、 ダウンヒルレースのゴールを設置。 また出展社PRブースやワークショップブースはもちろん、2023年から導入された大型LEDビジョンによるライブ中継、メインステージ、MC・DJブース、地元食材を販売するバイカーズマルシェなども同じ場所に集結し、参加者や来場者がバイカーズの醍醐味を味わえるようになった。

また、こちらも2023年に初めて実施し、 来場者から好評だったという 「6ホイール＆キャンピングゾーン」も同じ駐車場エリアに展開。アウトドアショップ「GOOD OPEN AIRS myX（グッドオープンエアズマイクス）」のプロデュースにより、自転車とクルマ、 自転車とキャンプなどを組み合わせたライフスタイルを体験できる。

例年多くのライダーが参加しているクロスカントリーやダウンヒル、2023年に初めて開催されたTrail Ride＋（トレイルライドプラス）は、コースのロング化やセクションの見直しなどを実施して魅力度をアップ。MTBの本質的な楽しさをより感じられる内容となっている。

その他、特設試乗コースやウェルカムパーティーなども用意される。レースやツーリングに参加する人だけでなく、来場するすべての人が楽しめるMTBの祭典だ。

シマノバイカーズフェスティバルのすべての要素がバイカーズビレッジに集結

レースコースの一部がバイカーズビレッジに

クロスカントリー （XC）、グラベルクロス（GX）のスタートとゴール、2時間エンデュランスのピットエリア、およびダウンヒル（DH）Raceのゴールが、駐車場エリアに展開するバイカーズビレッジに組み込まれる。目の前で繰り広げられる迫力あるレースを観戦しながら、 フードや音楽、ライブ中継を楽しもう。毎年恒例のウェルカムパーティーもバイカーズビレッジで開催される。

最新のモデルから試乗車、用品まで。オフロードギアの“今”を知ることができる出展社PRブース

MTBやeMTB、グラベルバイクやeグラベルバイク、キッズバイクなどを揃える出展社PRブースが、今回はバイカーズビレッジに一堂に会する。完成車だけでなくパーツやウェア、アクセサリーなどの最新のオフロードギアの情報を得られる。また、出展社が用意している試乗車は、会場内に設置された特設試乗コースで存分に試すことができる。

子供から大人まで楽しめるパンプトラックを設置

バイカーズビレッジに新たにパンプトラックを設置。パンプトラックとは凸凹の起伏が連続する自転車専用コースで、ペダルを漕ぐことなく、上下・左右・前後の体重移動だけで走ることができるものだ。楽しく遊びながらも自転車に乗る技術を向上させる練習になる。コースはキックバイク用と自転車用の2つ。キックバイクのレンタルもあるので、レース参加者だけでなく来場した家族や子供も楽しめる。

自転車×クルマ×キャンプを組み合わせた「6ホイール＆キャンピングゾーン」

自転車をクルマに積んで、様々なアウトドアフィールドに繰り出すライフスタイル 「6ホイールライフ」。 2023年に好評だった「6ホイール＆キャンピングゾーン」を今回もGOOD OPEN AIRS myXのプロデュースで展開する。

キャリヤやルーフトップテントなどでカスタマイズされたクルマと自転車、ソロテントやシュラフ、アウトドアギアを詰め込んだバイクバッキングの展示などアウトドアの要素が満載。ワークショップなども楽しめる充実の内容となっている。

多様なセクションを取り入れてDHコースをロング化 サポートライダーとマンツーマンで走る追走クリニックを開催

多様なセクションを取り入れてダウンヒルコースをロング化

年々パワーアップを図ってきたバイカーズオリジナルのダウンヒルコース。今回はレースに真剣に取り組んでいる人も満足できるようにコースを延長する。スタート地点は従来より上部に設定し、最後は駐車場に抜ける階段を駆け下りてゴール。スピードとテクニックの要素を織り交ぜた新コースにチャレンジしてみよう。

2023年は予選なしで一本勝負の決勝レースのみだったが、今回は土曜日の予選で出走順を決め、日曜日に決勝レースを開催する予定となっている。

プロライダーと走る「追走クリニック」

シマノがサポートするプロライダーの井手川直樹選手や清水一輝選手らとともに、理想のライディングを見て、走って、学ぶことができる「追走クリニック」 が、 DH Race参加者に限定して開催される。プロライダーの背中を追うか、もしくはプロライダーに追いかけてもらって自身の走りをチェックしてもらうか、好みに合わせて走ることができるチャンスだ。参加ライダーは2人までの少人数、かつ土日ともにレース前に予定されているので、本番のレースに向けてライディングのイメージを高めるために参加してみよう。

XCのスタート/ゴールをバイカーズビレッジに設置 仲間と一緒に走れる「Pair」クラスを新規追加

クロスカントリーのスタート/ゴールはバイカーズビレッジに

これまでゲレンデに設置していたクロスカントリーのスタートとゴール、および2時間エンデュランスのピットエリアが駐車場に展開したバイカーズビレッジに変更される。オートキャンプエリアからも近くなり、応援の来場者にとって観戦しやすくなる。レースに出場している家族や友人に、間近で大きな声援を送ろう。

XC Raceに「Pair」、GX Raceに 「Team」クラスを追加

クロスカントリーのレースクラスであるXC Raceに2人同時に走行できる「Pair」クラス、またグラベルクロスのレースクラスであるGX Raceに2〜4人で参加し、交代で走行できる「Team」クラスが新設。

励まし合ってレースを走り切ることを目標にするもよし、上位を目指して切磋琢磨するもよし。キツイときこそ仲間で励まし合って、ゴールを目指そう。

XC/GXカテゴリーの参加者や興味のある人に役立つ入門講座・攻略講座

バイカーズに設定されたコースをいかに攻略するかを学ぶ「レース攻略講座」と、コースをどう走れば楽しくレースをすることが出来るかを学ぶ「レース入門講座」を実施。クロスカントリーやグラベルクロスの各レースに参加する人にとって役立つ内容であることはもちろん、レース参加に興味のある人は誰でもエントリーすることができる。

講師はシマノサポートライダーの山本幸平氏が担当。初めてのレースの走り方や楽しみ方から実践的な攻略方法まで、あなたの走りをがっちりとサポートする。

MTBを純粋に楽しめるTrail Ride+ フリー走行時間には特別なトレイルコースもオープン

トレイルライドの本質を追求。 “心地よいフロー”を追い求めてコースをリフレッシュ

2023年に初開催ながら満員だったTrail Ride+は、普段のトレイルライドにバイカーズにしかできない“＋（プラス）の要素”を加えることがコンセプト。2023年に盛り込まれたトレイルでのスキルアップ、というプラス要素をキープしつつも、さらにその本質を追求するためにコースを拡充。トレイルライドで重要な“心地よいフロー”を意識して、コース全体を見直した。

一方で、中間セクタータイム（中間計測）という新たなプラス要素も追加。「来年も絶対に参加したい！」と言ってもらえるようなバイカーズでしかできない体験を提供する。

フリー走行時間には特別コースを楽しみ尽くす

Trail Ride+のコースデザイナーが追い求めるトレイルライドの本質。それを体現するために、始めの一本と締めの一本（タイム計測）の間の“フリー走行時間”に限定して、特別なコースがオープン。

富士見パノラマリゾートのポテンシャルを最大限に生かした、バイカーズオリジナルの下りセクションで、トレイルライドの醍醐味を存分に味わおう。

MTBやグラベルのコースを拡充 eバイクをレンタルできる種目も用意

MTBツーリングの回数を増やしてより選びやすく

MTBツーリングの実施回数を増やすことで、「土曜日には都合がつかない」、「日曜日は予定があって行けない」という人でも、柔軟に日程を選ぶことができるようにスケジュールが見直された。日帰りでも宿泊でも、スタイルに合わせて楽しみ方の幅が広がる。

ゴンドラリフトを使ってアプローチするグラベルツーリングを追加

ゴンドラリフトを使って一気に標高1780mの地点まで上がり、雄大な入笠山を満喫するグラベルツーリングを新設。標高が高く、さわやかで涼しい空気の中で思いっきりグラベルライドを楽しむことができる。合わせて初心者に走りやすいコースも設定し、幅広くグラベルライドを楽しめる内容になった。また、2023年に開催し好評だった南八ヶ岳の雄大な自然を楽しむグラベルライドは今回もある。

八ヶ岳のオンロードライドをシマノレーシングと共に

2023年に好評だったシマノレーシングが参加するオンロードツーリング。今回も選手たちが一緒に走る。レースの裏話からライディングのアドバイスまで、シマノレーシングの選手と楽しくコミュニケーションを取りながら、夏の八ヶ岳ライドを満喫しよう。

自転車と釣りをまとめて遊び尽くす「RIDE&FISH」。ライドの後はニジマスに舌鼓

大阪・梅田にあるシマノ直営の文化発信拠点「シマノスクエア」が提案する自転車と釣りを一緒に楽しむスタイル「RIDE＆FISH」。シマノスクエアがプロデュースするツーリングが今年もバイカーズにやってきます。

八ヶ岳の眺望と大自然の中でサイクリング＆ニジマス釣りを存分に楽しんだ後は、新鮮なニジマスに舌鼓。心もおなかもいっぱいになるはず。

最新のeバイクで体力に自信がない人でも気軽に参加可能

いくつかのツーリング種目において、主催者が用意するeバイクを利用できる。土日で行われる「MTBロングテール」の一部のクラスには5台のeMTBを、土曜日の「フジミグラベル」と日曜日の「サンデーグラベル」の一部のクラスには4台のeグラベルバイクを申込み先着順で用意。また、土日で行われる「RIDE＆FISH」は、参加者全員分のeバイクが用意されている。

「友達に誘われたけど体力に自信がない」「一度、eバイクを思いっきり試してみたい」という人は利用して、友人と一緒に最高のツーリングの思い出を作ろう。

<eMTBレンタルモデル/サイズ>
ジャイアント・トランスEプラスプロ/S×1
ジャイアント・ファゾムEプラスプロ/S×1
コナ・リモート130/M×1
ミヤタ・リッジランナーi8080/40×1
メリダ・eビッグナイン400/S×1

<eグラベルバイクレンタルモデル/サイズ>
ベスビー・JGR1.1/S×1
ベスビー・JGR1.1/M×1
コナ・リブレEL/50×1
ヤマハ・ワバッシュRT/M×1

その他のeバイクについては後日公表される。

プロライダーによるコース監修・運営サポートが充実

各レースコースやツーリングコースは、シマノがサポートするプロMTBライダーが監修。ダウンヒル、トレイルライドでは井手川直樹選手、清水一輝選手、永田隼也選手、クロスカントリーでは山本幸平氏、松本駿選手がコースを監修した。また、ツーリングでは自転車ロードレースチーム「シマノレーシング」の現役選手が同行しサポートする。

大会中にも、参加したすべての人が“心地よい刺激”を感じ、最高のライディング体験を楽しめるよう、さまざまな場面で登場する。

「シマノバイカーズフェスティバル公式アプリ」をリリース予定 公式ウェブサイトもリニューアルし、大会の楽しみ方がわかる 「バイカーズスタイル」を発信

シマノバイカーズフェスティバル公式アプリ

これまで冊子で配布していた大会プログラムの代わりとして、「シマノバイカーズフェスティバル公式アプリ」を2024年7月中旬にリリース予定。当日のレーススケジュールや会場マップはもちろん、自分が参加するレースやツーリングの予定が一目でわかる“マイスケジュール機能”や、当日に会場で行われるイベントを予定時刻に合わせて知らせる“ポップアップ機能”などを利用できる。

さらに、これまで参加者に事前に届けられていた参加確認証もアプリから表示。参加受付でスマートフォンを見せるだけで、ゼッケンや計測チップが手渡されるようになる。

「バイカーズスタイル」でバイカーズの楽しみ方が分かる

初めて参加する人にとって、“バイカーズがどんな大会なのか”、“レースやツーリングの種目は何があるのか”、“家族で楽しめるイベントはあるのか”などは、とても大切な情報だ。今回は公式ウェブサイトをリニューアルし、初めて参加する人が“シマノバイカーズフェスティバルでどんな楽しみ方や過ごし方ができるのか”を知ることができるコンテンツ「バイカーズスタイル」が用意された。“キャンプをして2日間まるごと遊ぶ”、“1日だけの日帰りで楽しむ”、“一人でマウンテンバイクを満喫する”、“家族や仲間で楽しみ尽くす”など、それぞれの“スタイル”に合わせてこの夏の最高の思い出をつくれるようにサポートしてくれる。

第32回シマノバイカーズフェスティバル開催概要

開催日：2024年7月27日（土）、28日（日）
会場：富士見パノラマリゾート（〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見6666-703番地）
募集期間：2024年5月2日（木）19:00〜6月24日（月）23:59
申込方法：スポーツエントリーの専用サイトより
主催：シマノ
共催：富士見パノラマリゾート

大会公式ウェブサイト