「志賀高原ヒルクライム2024」が開催 国道最高地点へ600人が走った

2024年9月8日(日)、「志賀高原ヒルクライム2024」が開催された。本大会は長野県側から国道最高地点の渋峠を目指すヒルクライムレースで、今回で3回目の開催となった。当日は約600人が出走した。

「志賀高原ヒルクライム2024」が開催

スタート地点は長野県下高井郡山内町にある志賀高原サンバレー駐車場で、そこから国道292号を渋峠を目指して走る13.1kmがコースだ。上り獲得標高は743m、平均勾配は5.6%と、ヒルクライムレースの中では比較的チャレンジしやすいコースと言える。

「志賀高原ヒルクライム2024」の様子

当日は雨予報だったものの、夜に降った雨で軽く路面が濡れている程度で、競技中〜下山時まで雨に降られることはなかった。雲に包まれ走行中はほとんど景色が見えなかったものの、涼しくちょうどいい気温となったため、むしろ絶好のコンディションとなった。

志賀高原ヒルクライム2024 総合優勝者

総合優勝した板子佑士さん(写真中央)

総合優勝は板子佑士さんで、タイムは35分34秒。板子さんは全国各地のヒルクライム大会で上位に入る強豪ヒルクライマーだ。

志賀高原ヒルクライム2024 一般女子優勝者

一般女子優勝の大西由美さん(写真右側)

一般女子の優勝は大西由美さんで、タイムは43分21秒だ。2023年は2位に入っている(優勝はゲストライダーの樫木祥子さんだった)

志賀高原ヒルクライム2024 ゴール後の様子

ゴール後は日本国道最高地点の石碑前で写真撮影する参加者が多数だった

志賀高原ヒルクライム2024 ゲストライダー

ゲストライダーの皆さん。左から、ヴェロリアン松山所属の小坂光選手、早稲田大学自転車競技部所属で23年全日本学生選手権トラックポイントレース優勝の大蔵こころ選手、元全日本ロード女子チャンピオンの樫木祥子さん、元プロロードレーサーの土井幸広さん。土井さんは直前で参加が決まった

ゲストライダーで声優の東城咲耶子さん

ゲストライダーで声優の東城咲耶子さん。MCとしても登壇し、会場を盛り上げてくれた

志賀高原ヒルクライム2024 参加者の声1

大阪から参加したセキネさんご夫妻。「初めての参加でしたが、とても楽しかったです」とコメント。何と旦那さんのお父さんもサイクリストで、そのご友人とともに一緒に参加した

志賀高原ヒルクライム2024 参加者の声2

チーム・ドブ猫の皆さん。同じ会社の自転車サークルだ。職場がそれぞれ別で、埼玉県、静岡県、石川県から参加。左の男性と右の女性は2回目、中央の男性は初参加。「きつかったけど、楽しかった」と皆さんコメント

志賀高原ヒルクライム2024 参加者の声3

東京から参加のネギさん(左・59歳!)と千葉から参加のタカタカさん(右・今年で60歳!)。2人は自転車仲間で、両方とも初参加。「上っている最中は景色が見れなかったけど、ゴール後に晴れてきて良かった」「下山までに国道最高地点で記念撮影できたりするのがこの大会のいいところだね」とコメント

志賀高原ヒルクライムは2025年も開催予定だ。それほどきつくないコースで参加しやすい大会だと思うので、ぜひ参加してみてほしい。