自転車の楽しみ方を提案するB.B.BASE×ワイズロードのイベント

東京・両国駅と房総半島とを結ぶサイクルトレインB.B.BASEと、日本最大級のスポーツサイクル専門店ワイズロードとが組んだイベントが、2021年3月から始まる予定だ。それに先立ち、2020年11月18日(水)、「B.B.BASE×Y’sRoad -佐原コースでグルメライド -」が、関係者を集めて行われた。

BBベース×ワイズロード

まずはB.B.BASEについておさらいしておこう。一番の特徴はサイクルラックだ。B.B.BASEのためにJR東日本が開発し、自転車をそのまま載せることができる。安定して自転車を積める、スペースを取らない、簡単に操作できるという3点が突き詰められている。

BBベース×ワイズロード

使ったサイクリストから買いたいという声も聞かれるというサイクルラック。自転車をそのまま電車に載せられる

BBベース×ワイズロード

3ステップで自転車を積める

他にも工夫が施されており、ビンディングシューズで乗ったときに滑らないように床をラバー製のものに換えていたり、汗がついても簡単にきれいにできるように座席が革張りになっている。地図を見るためにスマートフォンを使うときなどのために、コンセントも各車両についている。

BBベース×ワイズロード

ビンディングシューズでも滑らないように床が換えられている

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座席も特別。汗がついてもきれいにできるように革張りに

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スマートフォンなどを充電できるよう、座席にはコンセントが備えられている

運行しているのは毎週土日と祝日。JR両国駅から出発し、内房、外房、銚子、佐原・鹿島の4コースがある。

BBベース×ワイズロード

B.B.BASEの乗車ホームへの方向を示す路面表示がある

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B.B.BASEに乗車するための専用の入口

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ふだんは使われないJR両国駅の3番線からB.B.BASEは発車する

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今回は佐原駅から美味しいランチを目指すグルメライド。新型コロナウイルスへの対策がとられ、B.B.BASEの定員は99人だが、参加者が50人に絞られるなどした。ゲストには、MTB DHのプロ選手井手川直樹さんと永田隼也さん、埼玉のラジオ局エフエムナックファイブでパーソナリティを務めるHappyだんばらさん、Youtuberのtom’s cyclingのYOPIさんが登場。ザ・ファーム カフェ(千葉県香取市西田部1309-29)を目的地とする片道14.5kmのAコースと、農園レストラン TAKO(千葉県香取郡多古町十余三355-64)を目的地とする片道18.9kmのBコースに分かれ、主に田畑が広がる景色の中を進んだ。

BBベース×ワイズロード

B.B.BASEに乗車する前に検温や消毒をするなど、新型コロナウイルスへの対策をとってイベントは行われた

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MTBプロ選手の井手川直樹さん(右)と永田隼也さん。練習ができないなか、今年からロードバイクに乗り始めたという

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ラジオパーソナリティのHappyだんばらさん。サイクリストとしては初心者だが、B.B.BASEや自転車の魅力をリスナーに届けたいと話した

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YoutuberのYOPIさん。千葉県出身なので、今回走れるのを楽しみにしていた

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佐原駅でも自転車を押したまま改札の外に出られる

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駅前にはサイクルラックが設置されている

BBベース×ワイズロード
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Aコースの目的地、ザファームカフェ。歌詞農園や宿泊施設、温泉もある農園リゾート ザファームの一角にある

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ザファームカフェでのランチはスキレットハンバーグ。ファームだけあって野菜がおいしい。他にドリンクとデザートもつく

ランチを終え、佐原駅に戻ったあとは、周辺を散策する。江戸時代に利根川東遷事業で舟運が盛んとなった小野川沿いに歴史的建造物が残る。

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利用無料の休憩スペースさわら町屋館

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さわら町屋館の中にあるCAFE NETAIMOの芋ぺちーの(黒蜜味・500円)。佐原はさつまいもが有名

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2021年3月からのイベントは、今回と同様にB.B.BASEを貸し切りにして、B.B.BASE×Y’sRoad〇〇号という名前で10回ほど開催される。〇〇の中にはビアンキなどのブランド名が入る。まずはB.B.BASE×Y’sRoadビアンキ号で、ワイズロードでビアンキのバイクを購入した人や今後購入する人が招待される予定だ。ワイズロードを運営するワイ・インターナショナルの鳥居恵一郎社長は、「こうしたすばらしいアセットがあるので、自転車業界全体でもっと使っていこうかなと思っている。売るだけではなく、ライフタイムバリューということを考えて、お客様に楽しみ方を提案して、こういった機会をどんどんどんどん提供していく」と話す。