300社が集結!台北国際自転車見本市(TAIPEI CYCLE)オンラインで開催中

台北国際自転車見本市(TAIPEI CYCLE)および台北国際スポーツ用品見本市(TaiSPO)のオンライン見本市は、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けることなく2021年3月3日にスタートした。3月31日まで約1カ月間にわたり開催される。

今回の2つのオンライン見本市には、MERIDA(メリダ)、GIANT(ジャイアント)、JOHNSON、そして今回初出展となるGogoroなど、国内外から300社以上の出展業者が集結。中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、台湾貿易センター)は質の高いエキサイティングなデジタル展プラットフォームを提供する。

 

台北国際自転車見本市(TAIPEI CYCLE)

左から右へ、iStaging創業者・李鐘彬氏、台湾運動健身産業協会理事長・郭京漢氏、台湾体育用品工業同業公会理事長・楊惟超氏、中華民国対外貿易発展協会秘書長・林芳苗氏、台湾自転車輸出業同業公会常務理事・簡敬倫氏、台北市体育用品商業同業公会理事長・黄建旺氏、台湾スマート紡績品協会秘書長・沈乾龍氏

 

中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、台湾貿易センター)の林芳苗秘書長は記者会見にて、台湾の電動自転車輸出は昨年2020年も成長を続けており、輸出台数は76万台、輸出額は9億8700万米ドルで、2019年と比較してそれぞれ18%と14%の増加となり、1台の平均価格は1,298米ドルに達し、自転車産業成長の大きな原動力となっていると発表。そのうち電動自転車の輸出額と完成車の輸出額(10億9800万米ドル)は拮抗している。

また、スポーツ用品業界においては、世界のホームフィットネス市場が都市のロックダウンやジムの閉鎖などの影響を受けている一方で、消費者は積極的に自宅での代替策を求めるようになり、関連業績の大幅な成長につながっている。台湾のスポーツ用品産業の2020年輸出総額は24億米ドルで、2019年と比較して13%増となり、輸出先の上位3位は米国(57.07%)、中国(6.43%)、日本(5.64%)となっている。

 

台北国際自転車見本市(TAIPEI CYCLE)

中華民国対外貿易発展協会の林芳苗秘書長は、台湾の電動自転車が自転車産業の成長を促進する一大エネルギーであると発表した。

 

台湾自転車輸出業同業協会の簡敬倫常務理事によると、協会と中華民国対外貿易発展協会が共同で開催した「TAIPEI CYCLE d&i awards」は、ドイツのiFデザイン賞と連携して、台湾自転車産業のデザイン能力を国際舞台にアピールするものとなっており、過去9年間で世界27の国と地域から1400件を超える作品が賞に参加し、合計451件の作品が受賞しており、自転車産業のイノベーションとデザイン能力を披露する。

台湾体育用品工業同業の楊惟超理事長は、産業はテクノロジーを分野横断的に発展させ、「価値共有」のマインドを作ると同時に、トレンド化、SNSコミュニティの運営、相互体験モデルなどの差別化した専門サービスを通じて、台湾のソフトパワーの優位性をアピールし、「価値創造、利益バランス、持続可能な経営」のビジネスモデルにより国際市場で広く成功を収めていると述べた。

中華民国対外貿易発展協会は今回初めてTAIPEI CYCLE OnlineとTaiSPO Onlineのオンライン見本市を打ち出すことで、自転車とスポーツ・フィットネス業界のために最高のソーシャルインタラクティブプラットフォームを構築し、業者に商機開発や産業交流、製品発表、ビジネマッチングなどの機能を提供する。同時に、調達商談会、オンラインフォーラム、製品ビデオなどのデジタルイベントを通じて、出展企業の製品を世界のバイヤーにアピールする。

 

台北国際自転車見本市(TAIPEI CYCLE)

記者会見場では、Dyacoのトレッドミル、AROPECの防寒着、JOHNSONのスマートマジックミラー、d&i awardsゴールドアワードを獲得したGIANTのサドル、LITEMOVEの電動自転車テールライト、天津機電公路科技の電動自転車など、スポーツ用品出展企業の高品質な製品が展示された。

 

2つのオンライン見本市には、完成車の大手ブランドであるメリダ、ジャイアント、重要な組立工場のIDEAL BIKE、チェーンのトップメーカーKMC(KUEI MENG)、部品大手スラムおよびシマノ、フィットネス器具大手のJOHNSONとDyacoなどの著名企業を含む、300社以上の出展企業が参加。さらに、電動バイクから電動自転車へと展開しているGogoroも今回初めて出展する。

また、今年の自転車オンライン見本市は22カ国から外国企業が出展し、全体の20%以上を占めており、その半数近くが初出展企業。これはオンライン見本市が新たな顧客開拓への影響力を有することを示している。

中華民国対外貿易発展協会によると、オンライン見本市期間中には、世界スポーツ用品工業連盟(WFSGI)代表者やJOHNSONグループのトレーニング・教育担当グローバルディレクター、米国ハイエンド自転車Specialized副社長等、多くの重要な講演者を招いてオンラインフォーラム「スマートライド&スマートスポーツサミット」を含む、一連のオンラインイベントが併せて開催される。

E-Bikeマーケットアクセスシリーズのウェビナーでは、国際安全認証専門家であるULの代表が、輸出業者にとって最も関心の高い欧州、米国、台湾の市場規制について詳しく解説する。また、Taipei Cycleと国際的に有名なサイクリングYouTubeチャンネルであるGCN(global cycling network)は、オンライン見本市期間中、様々な刺激的なコンテンツを共同で放送し、視聴者の注目を集める。

 

台北国際自転車見本市(TAIPEI CYCLE)

d&i awardsゴールドアワード受賞企業が現場で展示を行った。

台北国際自転車見本市(TAIPEI CYCLE)

記者会見の最後には、d&i awardsゴールドアワード受賞製品のLiveTourによる現地取材が行われた。

 

TAIPEI CYCLE OnlineおよびTaiSPO Onlineは2021年3月3日から3月31日まで、オンラインで約1カ月間にわたって展開する。

TAIPEI CYCLE OnlineおよびTaiSPO Online公式サイトは通年サービスを提供しており、開催が延期されているTAIPEI CYCLEおよびTaiSPOの実体見本市の開催については近日発表予定。

最新情報はそれぞれの公式サイトで更新していく。
台北国際自転車見本市TAIPEI CYCLE:www.taipeicycle.com.tw
台北国際スポーツ用品見本市TaiSPO:www.taispo.com.tw