【動画公開!】スポーツバイクを楽しみ尽くすイベント「名古屋サイクルスポーツデイズ2021」開催!
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中部・東海エリア最大級のスポーツ自転車の展示・試乗・販売イベント「NAGOYA Cycle Sports Days 2021(名古屋サイクルスポーツデイズ2021)」が4月17日、18日にイオンモール熱田・東平面駐車場で開かれた。今回は「見る・乗る・買う・楽しむ」をコンセプトに、およそ100のスポーツバイク関連ブランドやサイクルツーリズムを展開する自治体がブースを出し、300台を超えるスポーツバイクの試乗や東海エリアを中心としたプロショップでのお買い物、ステージでのさまざまな催し物も楽しめるなど、盛りだくさんの内容だった。2年ぶりの開催となった会場の様子をレポートする。
サイスポチャンネルで名古屋サイクルスポーツデイズをレポートした動画を公開
見る-スポーツバイク関連ブランドや自治体などのブースで新製品や最新情報に触れられる-
名古屋サイクルスポーツデイズの大きな楽しみ方の一つは、見て楽しむこと。様々なブランドのブースを見て回るだけでも楽しめるのがこのイベントの特徴だ。
スポーツバイクブランドのブースには、最新モデルのスポーツバイクやコンポーネントなどが並んだ。インターマックスがスラムのワイヤレスコンポーネントのサードグレード・ライバルeタップAXSの一部を展示するなど、発表されたばかりのアイテムを展示するブースもあった。ブリヂストンサイクルのブースでは、アンカーの東京オリンピックモデル短距離トラックバイクの実車も展示され、来場者の注目を集めた。
レイクやジロなどのシューズブランドやカブトなどヘルメットを展開するブランドのブースでは、各モデルの展示に加え、試着も行われた。また、ガシロンやレザインなどライトを扱うブランドでは、デモ機を展示して点灯や点滅のパターンを実際に操作して切り替える工夫も行っていた。最近、事故を未然に防ぐ予防安全の一環として昼間でもライトを点灯させるデイライトをつける動きが盛んになっているだけに、多くの来場者の注目を集めていた。
見て楽しむといえば、ステージも忘れてはならない。初日にはテレビなどで活躍する筧五郎さん、山の神・森本誠さん、乗鞍ヒルクライムのディフェンディングチャンピオン中村俊介さんの乗鞍優勝経験者3人によるトークショーのほか、声優の東城咲耶子さん、人気ユーチューバーのMIHO氏やなななチャンネルさんらによる「サイクリストあるある」をテーマにしたトークショーも行われた。
注目の製品-今回ブースで見つけた注目の新製品を紹介する-
ボーマ・ヴァイドディスク(ボーマ)
ボーマのディスクブレーキ仕様のレーシングロードフレーム・ヴァイドディスクは、三菱ケミカルのカーボン・パイロフィルMR70をメイン素材として使い、軽さと剛性を高い次元で両立。JCLで活動するプロロードレースチーム・ヴィクトワール広島も今シーズンこのバイクでレースに参戦する。会場ではヴィクトワール広島のチームカラーであるブラック×オレンジのモデルも展示され、試乗することもできた。
イコール・ 機械式ディスクブレーキキャリパーセット(グロータック)
今回会場に展示されたのは、機械式ディスクブレーキキャリパーだ。機械式ディスクブレーキ用としては最軽量をうたい、同ブランドの機械式ディスクブレーキ用のケーブルを使うことで、圧倒的なレバーの引きの軽さとメンテナンス性の高さを両立する。カラーもブルーやピンク、レッドなど全5色展開で、バイクとのカラーコーディネイトが楽しめるのも魅力だ。5月中旬発売予定。
スラム・ライバルeタップAXS(インターマックス)
リヤ12スピードとワイヤレス変速がますます身近になる話題のモデルで、操作方法は上位モデルのレッド、フォースと同様。会場にはスプロケットとクランクセットが展示されていた。
レザイン・アラートシリーズ(ダイアテック)
レザインのテールライト・アラートシリーズは、加速度センサーを内蔵し、減速時に明るく点滅して後続に知らせるオートブレーキ機能を搭載。スリムな縦型でロードバイクにピッタリのストリップアラートドライブ、同形状で最大300ルーメンとシリーズ最高の明るさを誇るストリッププロアラートドライブ、円形のゼクトアラートドライブ、同シリーズ中最もお手ごろ価格のKTVプロアラートドライブの4種類をラインナップ。
サーヴェロ・S5ユンボ・ヴィズマカラー(東商会)
昨シーズンのブエルタ・ア・エスパーニャ覇者のプリモシュ・ログリッチらを擁するUCIワールドツアーチームの強豪、ユンボ・ヴィズマは、今季からサーヴェロのバイクを駆る。サーヴェロのブースでは、さっそくユンボ・ヴィズマカラーをまとったエアロロード・S5が展示され、来場者の注目を集めた。
乗る-Eバイクやハイエンドモデルなど300台を超えるスポーツバイクの試乗が楽しめる!-
スポーツバイク-最新モデルをだけでなく、試乗も
名古屋サイクルスポーツデイズの最大の楽しみは、ロードバイクやMTB、小径車、eバイクなど様々なタイプのバイクに試乗できること。100万円を超えるようなあこがれのハイエンドモデルから、現実的に購入可能なミドルグレードモデル、さらに最初の1台にぴったりのエントリーモデルまで、その台数は300台以上にも及んだ。
初日は荒天のために試乗会が中止になったものの、おおむね好天に恵まれた2日目は多くの来場者が様々なバイクを乗り比べたり、希望のバイクをピンポイントで狙って試乗したりしていた。
コルナゴとピナレロのバイクを所有するという中川栄治さんは、気になっていたというプリンスFXに試乗。「ピナレロらしい安心感のある乗り味でとてもいいバイクだと思った」と話した。
来場者の中にはスポーツバイク初心者という人もおり、新型コロナウイルス感染症の拡大により、通勤や通学にスポーツサイクルを利用しようという関心が高まっていることをうかがわせた。そういった人たちも安心して試乗を楽しめるように「試乗前初心者スクール」も随時開催。変速の仕方やブレーキのかけ方などの基本的な操作方法を学ぶ機会も設けられた。
キッズバイク-キッズバイク用とキックバイク用の試乗コースも完備-
密にならない外遊びのツールとしての子供用自転車にも注目が集まっていることを受け、キッズバイクやキックバイク(ペダルがなく自分で地面を蹴って走るバイク)はそれぞれ専用の試乗エリアを用意。キッズバイクエリアではヨツバサイクルのキッズバイクに試乗することができた。コース上には波形のコブなどの障害物も設けられ、親のサポートを得ながらチャレンジする子や、一人で楽々クリアする子もいた。
キックバイク-キッズバイク用とキックバイク用の試乗コースも完備-
一方、キックバイクエリアでは、自由にコースを走る前にコースを区切ってスタートの仕方や止まり方、曲がり方などのレクチャーが行われた。
買う-ショップのブースではウェアやシューズなどが会場特別価格でお値打ちに買える!-
展示を見たり、試乗車に乗るだけでなく、買い物まで楽しめるのも名古屋サイクルスポーツデイズの魅力の一つ。中京エリアのプロショップがブース出展し、会場特別価格でウェアやシューズなどさまざまなアイテムが販売された。
このうちカトーサイクルのブースでは、最終日の日曜日には午前中から多くの来場者が買い物に訪れた。名古屋市の隣の岩倉市から来場した山田智仁さんは、「お値打ちなホイールがあればと思って買い物に来た。毎回楽しみにしている」と話してくれた。また、SPD-SLタイプのシューズを探しに来たという斉藤陸馬さんは「1万円ぐらいの予算でかなりいいシューズが購入できてうれしい」と満足げだった。
楽しむ-初心者からベテランまでためになる・楽しめるステージを随時開催!-
会場では来場者が参加して楽しめる催し物も開かれた。日曜日のステージでは、声優の東城咲耶子さんや人気ユーチューバーのMIHO氏らによるじゃんけん大会が行われた。豪華賞品をかけて2人と来場者がじゃんけんを行い、じゃんけんが行われるたびに会場は悲喜こもごもの歓声に包まれた。
イベント会場内では「名古屋バーガーフェスタ2021」も同時開催され、会場の一角にはキッチンカーがずらりと並んだ。5つの店舗が個性的なグルメバーガーを販売し、「どれを食べようか悩む!」と来場者にも好評だった。
密にならないアウトドアアクティビティとしてスポーツバイクやサイクリングに注目が集まる中、名古屋サイクルスポーツデイズ2021は盛況のうちに幕を下ろした。今年会場で楽しんだ方も、会場に足を運べなかった方も、来年ぜひ来場し、自転車漬けの1日を楽しんでほしい。