「eSports BATTLE in OKINAWA 2023」開催畑中勇介が初優勝

2023.01.30
イベント

「eSports BATTLE in OKINAWA 2023」のバーチャルサイクリング部門スペシャルマッチが、1月28日（土）に沖縄県那覇市のファーストホール行われた。3回目の開催となった同大会で、キナンレーシングチームの畑中勇介選手が初優勝を果たした。

畑中勇介選手

本大会を前に、その出場権を争う初の予選大会が、1月7日（土）に東京で、1月21日（土）に沖縄で行わた。東京予選では2022年のUCIサイクリングeスポーツ世界選手権日本代表でもある高杉智彰選手（イナーメ信濃山形）が2位に3分以上の大差をつけて圧勝し、本大会への出場権を獲得。沖縄予選では田邉選手が1位通過したが、都合により本大会は欠場した。

高杉智彰選手

本大会で高杉選手を迎え撃つのは、2017年の全日本選手権王者、畑中勇介選手（キナンレーシングチーム）と、2019年の全日本選手権王者で、eSports BATTLE in OKINAWAでは過去2大会連続優勝を収めている入部正太朗選手（シマノレーシング）。ともに3大会連続出場となる。

左から入部正太朗選手、畑中勇介選手、高杉智彰選手

会場に詰めかけたギャラリーからの熱い声援を受けレースはスタート。序盤は互いに牽制し合いながらも膠着状態が続き、8km過ぎまでは壮絶なデッドヒートが繰り広げられた。

スタート直後から互いに牽制し合う3選手

最初に勝負を仕掛けたのは最強の挑戦者、高杉選手だった。残り350m付近からの上り坂を一気に抜け出し、一時は他の選手たちを最大約15m引き離した。しかし、畑中選手、入部選手も圧倒的なパワーでプロの意地を見せつけ、残り120ｍ付近で高杉選手を一気に抜き去る。最後も壮絶なデッドヒートを繰り広げ、1.1秒差で入部選手の3連覇を阻んだ畑中選手が、3回目にして初優勝を果たした。