見る! 乗る! 買う! 楽しむ! 名古屋サイクルスポーツデイズ2023レポート

目次

今年で4回目。今回も「見る・乗る・買う・楽しむ」をテーマに88ブース、123ものブランドが名古屋に集結! 人気YouTuberも登場し、パワフルで賑やかなイベントになった。

 

サイクルスポーツデイズのゲスト

今年のサイクルスポーツデイズを盛り上げてくれたゲストの皆様

 

名古屋で自転車を楽しみ尽くした2日間

2023年3月18日(土)、19日(日)の2日間にわたり、名古屋のど真ん中にあるイオンモール熱田の特設会場で、『名古屋サイクルスポーツデイズ2023』が開催された。初日はあいにくの雨にも関わらず、開場前から長蛇の列ができた。が、2日目は晴天。気温もグングン上がり、朝からサイクルスタンドが満車になる勢いでサイクリストが押し寄せた。

 

2日目最後のステージ

2日目最後のステージを埋め尽くした熱い来場者たち

 

最新モデルに「乗る」チャンス

今年は、キャノンデール、ブリヂストンなどの人気ブランドの参加もあり、100万円オーバーのハイエンドロードの試乗車に注目が集まった。わずかな試乗時間でも違いが感じ取れるほど進化した軽さや加速感に、多くの参加者が驚きを隠せない様子だった。

 

キャノンデールの試乗ピット

スタイリッシュなキャノンデールの試乗ピット。発表されたばかりのスーパーシックスエボシリーズの試乗受付には大行列ができていた

RP8

ブリヂストンブースでは、こちらも発表されて間もないRP8(写真)と、フラッグシップのRP9の試乗車が人気だった

オルトリーブとマリンのコラボブース

オルトリーブ+マリンがコラボしたブースでは、実際にキャンプ道具を積んだ状態で走り心地を試せる試乗車を用意。キャンプツーリングに向けた疑似体験ができた

 

さらに最新eバイクの試乗車も多数用意され、こちらも人気だった。初日は冷たい雨にも負けず、熱心なファンがゆっくりとマイペースで試乗を繰り返していた。晴天となった2日目は、試乗コースに入る待機列もかなり伸びたが、コースに入るや思う存分、最新機材の走行性能を試せた。

 

試乗コース

連日、試乗コースも大盛況だった。初心者スクールを受けてから試乗するビギナーの方も多かった

 

キッズエリアでは様々なサイズの試乗車20台以上が用意され、キッズ専用の周回コースには、子供たちのにぎやかで楽しそうな声が響いた。

 

試乗を楽しむ子供

上下動を体感できるパンプが配置されたためか、子供たちもあきずに試乗を楽しんでいた

 

製品展示ブースや地域紹介ブースには「見る」楽しみも!

各社のブースには、完成車のみならず最新のホイールやパーツ、アクセサリー、ウェアなども展示された。今シーズンは、どんな機材で、なにを着て走るか? ワクワクしながら最新の製品に触れたり、眺めることができた。なかでも賑わっていたのが、4月から着用が努力義務となり注目されるヘルメットを展示するブース。普段乗り用にデザインされたカジュアルなヘルメットを試着する人が目立った。最新ホイールやパーツの展示も充実。和歌山県や高知県など、サイクリストの誘致に取り組む自治体のPRも熱心に行なわれた。

 

サイクルスポーツデイズのブース

自転車からパーツ&アクセサリーまで、多くのメーカーのブースが並んだ

カブトのブース

カブトのブースでは、道交法改変前から売れ行きが好調というカジュアルなヘルメットを用意。試着する人も目立った

MTBの展示

MTB、グラベルバイクなど、キャンプツーリングに対応できる積載性(拡張性)に優れた車種も注目を集めていた

ルンのホイールとウィンスペースジャパンの石倉代表

空力特性に優れたホイールを販売するウィンスペースジャパン。新型ホイールについて、中島編集長が同社代表の石倉さん(写真)を直撃インタビューしたムービーも公開

 

自治体ブース

自転車フレンドリーな自治体のブースの出展もあり。各地を走る魅力をアピールしていた

青川峡キャンピングパークのブース

三重県の青川峡キャンピングパークは、手ぶらでキャンプを楽しめるサイクリスト向けのレンタルパックを紹介。「ロードバイクの人にも、気軽にキャンプツーリングを楽しんでもらいたくて始めました」と。履き替え用の新品サンダル付き!

 

アパレルメーカーのブースも多数並び、最新モデルを実際に手に取り、色味や質感のチェックができた。

 

チンゴンマのベルト

イタリアで廃棄された自転車用のタイヤをリサイクルして製品化するブランド「チンゴンマ」。美しいグラフィックが個性的だ

パスノーマルスタジオのブース

大人っぽい配色に、じわり人気が高まっているパスノーマルスタジオのブースも登場。ステッチの色を変えるなど新しい試みも

 

会場特価アイテムや掘り出し物を「買う」

その場で、見て、触れて、購入できるのも、このイベントの楽しみのひとつ。物販コーナーではメーカーに加え、地元のショップも出店。アウトレット販売品も多数あり、普段の価格からは考えられない特価品が並んだ。雨の初日に、これ目当てで朝から来場した人も多数。お値打ち価格で買い物を楽しめた。

 
カトーサイクルのブース

お値打ち価格の商品をずらり揃えた名古屋の老舗カトーサイクルのブース

ニコー製作所のブース

地元名古屋のプロショップ、ニコー製作所のブース。おすすめ商品やアウトレット品の販売を実施

カミハギサイクルのブース

愛知県小牧市に本店があるカミハギサイクルのブースにも、連日、多くの人が集まり、買い物を楽しんでいた

 

見て聞いて「楽しむ」ステージイベントも盛りだくさん

特設ステージでは、連日5回のイベントを実施。各回ともに開演前から立ち見ができるほどの人気ぶり。そんななか地元愛知県出身で昨年現役を引退した元プロロードレーサーの中根英登さんは、引退までに国内外で経験した秘話を披露。人気YouTuberのけんたさん、なななさん、ゆみやみさんは、撮影裏話や思い出に残ったサイクリングの話を楽しく聞かせてくれた。ほかにも「ろんぐらいだぁすとーりーず!」のステージや、サイクルヨガ、自転車トレーニング教室、自転車マナー講習会などが開催された。

 

中根英登さんのトークショー

地元愛知県出身の中根英登さんは、サッカー少年時代にロードバイクに乗り始めたきっかけなどを話してくれた

ユーチューバーと記念撮影

初日の最終ステージは雨もあがり、たくさんの人が集まった。YouTuberの皆さんと一緒に記念撮影

サイクルヨガのステージ

後輩ちゃん(中央)によるサイクルヨガのステージ。しっかりと体をほぐせた

自転車マナー講習会

2日目に開催された自転車マナー講習会の様子。今中大介さんも登壇した

 

回を重ねるごとに入場者数も確実に増えているこのイベント。今年参加できなかった方は、ぜひ来年、この熱気を自身で感じてほしい。

 

名古屋サイクルスポーツデイズの外観

試乗あり、ステージあり、バーガーフェスタありの楽しい2日間だった。来年もお楽しみに!

注目ブースの展示内容を動画で!

当日、会場内で中島編集長がメーカー担当者に直撃インタビューした新製品レポートも順次公開を予定。こちらもぜひチェックを!

オルトリーブのバイクパッキングスタイルを紹介

マヴィックの新作、コスミックアルチメイトのスペックを解説

 

グロータックの注目製品を紹介