「KURU(クル)」が7/16オープン! 荒川サイクリングでソフトクリームを
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荒川サイクリングの新スポットが「KURU(クル)」! 自転車フレームやパーツの企画販売から卸売を手がける「東京サンエス」社が、荒川沿いにソフトクリーム店をオープンした。地域住民とサイクリストが集い、冷たいソフトクリームで一息つける新しい立ち寄り処を紹介します。
荒川ライドのひと休みに、ソフトクリームはいかが?
「クル」は7月16日(土)にオープンするソフトクリーム店。そしてその立地は、荒川河川敷の道を自転車で走る人々にとってお馴染みの、秋ヶ瀬公園の北側にある「羽根倉橋」の右岸(西側)のたもとだ。下流側の都内から、あるいは大宮や川越など埼玉県内からアクセスが非常に便利なこのポイントに「クル」を開いたのは、「ワンバイエス」や「ディズナ」といったスポーツサイクルの車体や部品を企画販売・卸売する御徒町の老舗自転車問屋「東京サンエス」だ。
「ソフトクリーム屋さんを開くのが長年の夢でした」と笑うのは、同社の社長である坂井美紀さん。ラインナップするソフトクリームは、プレーンな「KURUのソフトクリーム」から、「あられ(ViVA)」、「黒みつ抹茶(rocogowa)」、「レッドグレープフルーツソース(Veno)」といったトッピングのバリエーションがあり、メニュー名のカッコ内にあるように同社取り扱いの各ブランドがイメージソースとなっている。
「ソフトクリーム自体も、夏はさっぱりとした味付けにしていますが、季節によってはミルクの濃度を変えて、訪れる人の舌を楽しませたい」と、ソフトクリームを愛してやまない社長自らが、一品一品を手巻きして提供してくれる予定だ。
関係者向けのプレオープンに際して、筆者も都内から20kmほどサイクリングをしてクルを訪問。いただいたのは「しょうがシロップ(OnebyESU)」で、なめらかな口溶けのソフトクリームとしょうがの風味のマッチングがとてもさわやかで、サイクリング後のほてった体にしみこむおいしさだった。取材当日はあいにくの天候だったが、空調の効いた店内のカフェスペースで、雨が止んだ荒川の土手を間近に見つつコーヒーを飲みながらほっと一息。
「天気の良い週末は、緑の土手の上を走るサイクリストと青空とのコントラストがとっても素敵な風景なんです(坂井さん)」。
土手側からも、薄黄色に彩られた施設外観がちょうど分かりやすい目印となっているので、初めて訪れる人も迷う心配はないかもしれない。
各形状からサイズまでをチェックできる「UXルーム」
そしてこちらのクルは、東京サンエスの事務所を兼ねている建物(SAN-ESU BASE 羽根倉通り)だ。そのため、施設2階のカフェスペースのクルの奥には、製品を一同に並べる展示室「UXルーム」も用意される。
同社のオリジナルの製品群の企画開発・設計を行う上司(かみつかさ)辰治さんも肝入りのUXルームには、ワンバイエスやディズナなどの製品がズラリ。
「ユーザーの細かいニーズに応える多様な形状やサイズ・デザインの商品展開を行う東京サンエスだからこそ、それぞれの実物やサイズ違いごとに手にとってチェックしてもらいたかったんです(上司さん)」と、サイクルショーの同社ブースでもなかななお目にかかれないサイズや商品までのラインナップが揃う展示室を目指す。
こちらは展示室のため、各商品の販売や自転車修理は近隣の自転車ショップを通して行うが、今後は商品のテストライドやイベントも計画中だ。
「荒川のサイクリングを楽しむのに好立地となるこちらの店舗ですが、サイクリストの皆さんはもちろん、周辺の住民の皆さんもカフェとして気兼ねなく立ち寄ってもらい、誰もにとって憩いと交流の場となるお店を目指していきたい」とオープンへの想いを話す東京サンエスのお二人。自転車というモノを通して、暮らす人と走る人とがコミュニケーションを楽しむ場となる新たなサイクリングスポットが誕生した。
KURU(クル)/UXルーム
埼玉県志木市上宗岡3-12-10 SAN-ESU BASE 羽根倉通り 2階
営業日/7月16日(土)、17日(日)、18日(月祝)、以降は土日営業予定 ※下記Twitterより営業日を公開
営業時間/10:00〜16:00(L.O.15:30)
店内座席数/約30席(外ベンチ4つあり)
Twitter @kuru_sbh_2022
Instagram @kuru_sbh