BMCの新型エアロロードバイク「チームマシン R」発表
目次
BMCから、全く新しくなったエアロロード「Teammachine R(チームマシン R)」が登場した。
「チームマシン R」は、オールラウンダーロード「チームマシン SLR01」をベースに、新トライアスロン/TTバイク「スピードマシン」で生まれたデザインを追加し、新感覚のエアロロードバイクとなった。
構想から5年、新しいデザインパートナー「Red Bull Advanced Tecnologies」との共同開発により、スイスの山々に鍛えられ、春のクラシックレースの石畳で強化し、グランツールのエシュロンで仕上げられ、オールラウンダーロードに近い使用目的に対応すべく生まれ変わった。
チームマシン Rの特徴
レース シミュレーション テクノロジー
「チームマシン R」は他のモデルとは違ったアプローチで設計しているため、BMCらしくないフレームデザインとなっている。それは共同開発チーム「Red Bull Advanced Tecnologies」の数値流体力学シミュレーションによるデータから導かれた結果だ。
ヒンジ付きで傾斜したトップチューブからウルトラワイドフォーク、巨大なヘッドチューブとボトムブラケットのサイドプロファイルに至るまで、完璧なスピードを追求することにしっかりと根付いたデザインとなっている。レッドブルとImpec Labエンジニアのコラボレーションは、UCIレースの限界を押し広げ、現在だけでなく将来にわたって革新的なデザインとなった。
可能な限り最高の自転車を提供するために「チームマシン R」は見た目に違和感を覚えるが、紛れもなくBMCバイク。BMCがイノベーションを絶え間なく追求していることの証となる。
最新のエアロクライム
「チームマシン R」は、大胆に風を切り裂きながら、地形やあらゆる条件下で優位に立つのに十分な軽さと反応性を備えたエアロロードバイク。
エアロ効果を高めるために、前面のプロファイルが薄く、レースで優位になるよう弾性率の高いカーボンレイアップでありながら、驚くべき軽量さと剛性の組み合わせを維持できており、風や勾配に負けず、ワット数をキープすることができる。
フレームやフォークのターゲット重量を何度も再計算し、最終的に910gと395gに設定。コンポとの組み合わせ次第では7kgの完成車が作れるようになった。
Halo フォーク
超横広の並行フォークレッグは、他のモデルと大きく異なるデザイン。高速で回転すると、前輪から大量の乱気流が発生する。乱流をフレームから遮断し、空気抵抗を軽減するために内側のフォークを広げた。その結果、よりクリーンな空気がフレームに長く密着し、空気抵抗が大幅に減少する。
「チームマシン R」は、タイヤクリアランス30mm(実測値)で、25〜28mmタイヤの標準化をベースにしている。
Mariana ボトムブラケット
BBチューブのデザインの限界を押し上げることで、ボトムブラケットの気流とアーキテクチャーを完全に再考することができた。より幅広でいかついチューブ形状により、表面積がより最適化され、気流がきれいになり、ダウンチューブがBBチューブのショルダー部によりシームレスに溶け込み、乱流を低減する。
さらに、BBチューブの面積が大きくなったことで、フレームと後輪の間の距離が短縮され、空気の流れがタイヤによって分離されるのでなく、リムに付着した状態が維持される。
ディープ ホリゾンタルシェイプ
フレーム形状に対するUCI規定をクリアしながら、最速バイクを生み出すのはチャレンジであった。同じエアロ効果の高い「スピードマシン」の設計からも技術を盗み、ヘッドチューブやBBチューブ、シートステーの接合部など重要な箇所の水平面積を限界まで拡張。そうして、前代のタイムマシンロードよりも広範囲のヨー角に渡って、より効果的に対応できるバイクとなった。
ICS カーボン エアロ コックピット
先進的で空力的な形状を備えたICS カーボン エアロ コックピットは、「チームマシン R」に完璧にマッチする。
上部は360mm幅と狭いのが特徴で、ライダーは効率的な空力ポジションを確保できる。ドロップ部分は420mm幅と広いため、高速走行時や荒れた路面でも優れたコントロール性を実現する。
・360mmトップ幅(幅はワンサイズのみ)
・420mmエンド幅(幅はワンサイズのみ)
・12.5°フレア
・72.5mmリーチ
・35mmドロップ
・ステム長(オプション):80、90、100、110、120、130、140mm
チームマシン R 製品概要
Teammachine R 01 FOUR
Teammachine R 01 FOUR
価格:165万円
グループセット:シマノ・アルテグラ Di2
ホイールセット:CRD-501(50mm)
コックピット:ICS2 Integrated Cockpit Design
タイヤ:ピレリ・P-ゼロレース TLR26
パワーメーター:4iii Precision(Single Sided)
サイズ:47、51、54、56
フレーム重量:910g
フォーク重量:395g
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Teammachine R 01 MOD
Teammachine R 01 MOD
価格:105万6000円
コックピット:ICS Carbon Aero
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