ヴィットリアのロードバイク用タイヤの最高峰「コルサプロ」シリーズに、TT、トライアスロン、ヒルクライム用の「コルサプロ・スピード」が加わった。前作の「コルサスピード」に比べて重量は2％削減、転がり抵抗は5％向上したという。日本での発売は2024年2月下旬を予定している。

コルサプロ・スピードは、TT、トライアスロン、ヒルクライムで使用した際に、スピード、グリップ、コントロールを最大化するタイヤとして設計、3シーズンにわたるレース分析を通じて開発された。グラフェン＋シリカのコンパウンドを採用し、ドライ路面でもウェット路面でも高いグリップ力を発揮する。

ヨナス・ヴィンゲゴーはツール・ド・フランス2023のTTの第16ステージで、ウァウト・ヴァンアールトはベルギー選手権TTで、ヨス・ファンエムデンはオランダ選手権TTで、コルサプロ・スピードを使用して優勝している。

コルサプロ・スピードは、転がり抵抗を最小限に抑えるためにすべて電気加硫されている。また、トレッドは、サイドに向けシームレスにテーパーが付けられ、前作のコルサスピードと比較して縦溝を最適化。センタースリックエリアが広く、溝がより密になった。ヴィットリア最高値のコアスパン320TPIコットンケーシングと相まって、しなやかさを提供し、スピード、コーナリンググリップを高める。

Corsa Pro Speed
価格：1万4960円
タイプ：チューブド、チューブレスレディ兼用
コンパウンド：グラフェン＋シリカ
TPI：コアスパン320TPI
サイズ：700×24c、700×26c、700×28c
平均重量：225g（700×24c）、230g（700×26c）、250g（700×28c）