ルックが新型パワーメーターペダルを発表
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ルックが、2種類の新たなペダル型パワーメーターを発表した。ロード用の「ケオブレードパワー」とオフロード用の「Xトラックパワー」だ。両モデルとも、初の自社開発パワーセンサーを搭載し、サイクリストが求める機能での精度と使いやすさに特化している。また、2024年1月に発表された標準の「ケオブレード」でアップグレードされた機能も搭載している。
ケオブレードパワー
ケオブレードパワーは、軽量で高剛性のカーボンファイバー製ボディと、スムーズな回転を実現するベアリングを採用したケオブレードに、初の自社開発パワーセンサーを搭載している。このセンサーは、±1%の精度と、左右独立したパワー測定機能を備えている。また、ANT+とBluetoothの両方に対応しているので、様々なサイクルコンピューターと接続することができる。
専用アプリも開発された。iOSとアンドロイド版があり、フィッティング、キャリブレーション、ペダルのアップデートが行える。製品登録をして、クラッシュリプレイスメントや延長保証(2年間の標準保証が付き、製品登録後1年間の延長が可能)などの特典も入手できる。
水、ほこり、泥、砂、寒さから電子部品を長期間遮断するために3段階の保護層が設けられており、防水性能はIPX7だ。アクスルと一体化されたリチウム電池のバッテリーは、マグネットコネクタとUSB-Cケーブルで充電することができ、2時間の充電で60時間稼働する。
KEOブレードパワー
価格:18万7000円(デュアル)、12万6500円(シングル)
テンション:16
クリート:ケオグリップ
ボディ:カーボン
ベアリング:スチール
重量:130g(片側)
プラットフォーム面積:705mm²
Qファクター:53mm
スタックハイト:17.1mm(ペダル10.8mm+クリート6.3mm)
防水性能:IPX7
バッテリー寿命:60時間
Xトラックパワー
Xトラックパワーは、オフロード走行に適した頑丈なアルミ製ボディと、広いプラットフォームを採用した「Xトラック」ペダルに、初の自社開発パワーセンサーを搭載している。このセンサーは、ケオブレードパワーペダルと同じく、±1%の精度と、左右独立したパワー測定機能を備えている。また、ANT+とBluetoothの両方に対応しているので、様々なサイクルコンピューターと接続することができる。
電子機器の小型化により、Qファクター53mm、スタックハイト10.7mmは標準の「Xトラック」ペダルと変わらない。従って、ノーマルペダルからパワーメーターペダルに、ポジションやクリートのセットアップを変更せずに移行できる。
アプリや防水性能、バッテリー寿命などもケオブレードパワーと同様だ。
Xトラックパワー
価格:20万9000円(デュアル)、14万3000円(シングル)
テンション:6〜14
クリート:Xトラック(イージークリート別売、SPD対応)
ボディ:アルミ
重量:202g(片側)
プラットフォーム面積:540mm²
Qファクター:53mm
スタックハイト:16.8mm(ペダル10.7mm+クリート6.1mm)
防水性能:IPX7
バッテリー寿命:60時間