3月21日、東京・赤坂にてポラールの新製品発表会が行われた。

ポラール初の10万円台のプレミアムアウトドアウォッチである「グリットX2プロ」は、更なる先の冒険へというコンセプトで開発され、内蔵地図（オフラインマップ）搭載。前作よりもくっきりと明るく見える有機ELディスプレイでタッチスクリーン式となっている。

心拍センサーメーカーであるポラールは、今作で心拍センサーの精度もさらに高めた。それによりバッテリーの消費効率も改善。LEDの光が漏れて隣のLEDと干渉するということがあったが、ガラスを挟むことでそれもなくなったそう

また、最大140時間のロングバッテリーで、Polar Elixirという新しい心拍センサーを使用。血中酸素レベルや皮膚温なども測定可能で、日常の体調管理や日々のトレーニングの管理などにも有効だ。

ゲストに呼ばれたYouTuber/トレイルランナーのガチオさん（左）、ポラールアンバサダー/登山家のSUZUさん（右）、ポラール・エレクトロ・ジャパン代表取締役の榊原伸司さん（中央）

ルートプランナーアプリのKomootと、サイクリストにもおなじみのStravaと提携しており、オフラインマップとあわせてルートナビゲーションにも使える。

トレイルランニングや登山をする人には、昇降速度とVAMと呼ばれる平均登坂速度が目的地到着時刻予測や自身の体力管理にも使えるとゲストの2人は話していた。サイクリストであれば、ヒルクライムなどに用いるのもいいだろう。

また、今作ではデュアルバンドGPSを使用しており、街中や林のなかでも2つの周波数を取れることで、さらに正確な位置情報を確認できる。標高プロファイルも時計の画面で見られるため、計画したルート中の現在はどのあたりで、あとどれくらいの上りがあるかなども一目でわかるようになっている。

プランルート＆ブレッドクラムトレイル機能

さらには、新機能であるプランルート＆ブレッドクラムトレイルでは、マップ上で自分が通った道を赤線で、計画したこれからのルートは青線で表示される。オフラインマップとルート機能により、スマホを取り出す頻度を減らせるという。サイクリング中に常にマップを時計で確認は難しいが、ちょっと確認したい時などには便利なはず。

チタンバージョンには、レザーブラウンとシリコンナイトブラックのバンドが付属する。

グリットX2プロは、2024年4月中旬より、オンラインストアや全国のポラール製品正規取扱店で販売開始予定。予約も受付中だ。

レザーバンドとシリコンバンドが入ったチタンバージョン

チェストタイプの心拍センサーがついたバージョン

Grit X2 Pro（グリットX2プロ）

価格／12万1000円、14万800円（チタンバージョン）、12万9800円（胸バンドの心拍セット付き）

サイズ／49㎜×49㎜×14.4㎜

重量／78g（ステンレス）、64g（チタンバージョン）

ディスプレイタイプ／有機ELタッチスクリーン サファイアガラス

ディスプレイ解像度／454×454ピクセル、325ppi

メモリー／37MB

ストレージ／32GB

使用可能温度／-20～50℃

耐水性／100m

バッテリー容量／リチウムポリマー488mAh

最大使用時間／43時間（トレーニングモード）、140時間（パワーセーブモード）、10日間（スマートウォッチモード）

製品詳細
https://www.polar.com/ja/grit-x2-pro/explore

※2024年4月中旬販売開始予定