BMCのエンデュランスロード「ロードマシン」がフルモデルチェンジ
目次
スイスのスポーツバイクブランド BMCは、エンデュランスロード「ロードマシン」のフルモデルチェンジを発表した。第3世代となる「ロードマシン」は多様化するライダーのニーズに応えて最大40mm幅のタイヤが装着可能となり、あらゆる路面をスムーズに走るために最適化されている。
今から12年前、BMC初となる“エンデュランスロード”カテゴリーの『Granfondo(グランフォンド)』が発表され、コンプライアンスとパフォーマンスの優れた組み合わせにより、石畳レースの厳しい要求にも耐えられることが証明された。
これが4年後、エンデュランスセグメントに革命をもたらしたバイク『Roadmachine(ロードマシン)』につながった。それ以来、初代モデルと2020年にリリースされた2世代目は“エンデュランスロード”におけるインテグレーション、コンプライアンス、パフォーマンスのベンチマークとなっている。
新しい『ロードマシン』は、4年間の開発期間を経て2024年夏にリリースされる。完成車には30mmのタイヤを標準装備し、高速加速、コントロールされたフレックス、反応性のあるハンドリングが可能となった。ファミリー内で最大の40mmグラベルタイヤを取り付けることができるほどのタイヤクリアランスにより、あらゆる種類の道路に対応する1台のバイクが実現。BMCが進めているONE-BIKEコレクションをさらなる高みへ押し上げた。
新しいロードマシン・ファミリーは、すべてのライダーに向けたバイクをラインアップしている(一部、日本未入荷)。今回の変更点をすべてトップレベルで採用したプレミアムグレード「ロードマシン 01」、01グレードの良さを引き継ぐ、2ndグレードの「ロードマシン」、日本では今期未入荷となるが、ライトグラベル対応の「ロードマシン 01 X」と「ロードマシン X」がフルモデルチェンジとなる。
新型ロードマシン 3つの特徴
1.タイヤクリアランスが大幅にアップ
エンデュランスロードライダーの要望を受け、最大40mm幅のタイヤが装着可能となる。それにより細身のグラベルタイヤも選択肢の一つとなり、走れる路面チョイスがさらに増えた。
ホイールのワイド化を考慮し、耐久性も高めるためジオメトリーを微調整した。短いリヤセンター、完璧なBB配置、MTBスタンダードに近づけたフロントフォークなど新デザインは、高速走行を可能にする。
2.インテグレーション化の進化
BMCは様々な観点よりインテグレーション化を進め、スタイリッシュにライドが楽しめるよう仕上げた。ダウンチューブ内に収納スペースを設け、シートチューブ差し込み型テールライトにも対応。BMC初となる2ndグレードでもハンドル回りのケーブルルーティングをフル内蔵化した。
先々代より引き継いだインテグレーション・チェーンキャッチャー、2ndグレードクラスにはフロントフェンダー取付ダボ、そして最もシンプルで軽量、機能的なD-fender(リヤフェンダー)も先代より組み込まれている。
3.ジオメトリーの微調整
2世代目のジオメトリーを調整し、多様な路面を走るエンデュランスロードライダーのニーズに対応した。
3世代目は、今までの特徴を維持しながらも、広げたタイヤクリアランスに対応するため、慎重にジオメトリーを調整。415mmと短いリヤセンターは、高いハンドリング性能を実現。さらにヘッドアングルを71.2°から71.4°(47&51サイズの場合)へスタックを高くし、リーチを短くして、よりロングライドに理想的なジオメトリーへと進化している。
ロードマシン 01
今回の変更点をすべてトップレベルで採用したプレミアムグレードのエンデュランスロード。比類のない多用途性とパフォーマンスにより⾼速耐久ライドが楽しめる。
Roadmachine 01 FOUR
シマノ・アルテグラDi2完成車価格:143万円
サイズ:47, 51, 54, 56
重量:7.8kg(54サイズ)
カラー:Pearl Silver & Black
完成車装着タイヤ:30mm
タイヤクリアランス:40mm
ロードマシン(2モデル)
トップグレードの良さを引き継ぐ、2ndグレードのエンデュランスロード。比類のない多用途性とパフォーマンスにより、⾼速耐久ライドが楽しめる。
Roadmachine TWO
シマノ・アルテグラDi2完成車価格:99万円
サイズ:47, 51, 54, 56
重量:8.2kg(54サイズ)
カラー:Coral Blue & White
完成車装着タイヤ:30mm
タイヤクリアランス:40mm
Roadmachine Five
シマノ105(2×12)完成車価格:60万600円
サイズ:47, 51, 54, 56
重量:8.8kg(54サイズ)
カラー:Iron Gray & Brushed
完成車装着タイヤ:30mm
タイヤクリアランス:40mm
▪️サイスポ・トピックス
オールラウンダーからエアロロードへ!? BMC新型チームマシンRの実力チェック