マックオフが「ビッグボアチューブレスバルブ」を発表 ボールバルブ&レバーが特徴

イギリスのケミカルブランド、マックオフが、新作チューブレスバルブ「Big Bore Tubeless Valves(ビッグボアチューブレスバルブ)」を発表した。「ストレートスルー」内部設計と、一体型ボールバルブ&レバーシステムにより、従来の仏式バルブよりも最大264%多い空気の流量になるという。

ビッグボアチューブレスバルブ

ビッグボアチューブレスバルブは、軽量で耐久性のあるCNC加工された航空機グレードの7075アルミニウムから作られており、ステンレススチール製コアレスボールバルブと一体型レバーを備えているのが特徴だ。バルブを開閉して空気の流量を調節でき、移動中にタイヤ圧の微調整も可能。バルブの内部がストレートに貫通しているため、シーラント充填時にシーラントが詰まったり、バルブコアを取り外したりする必要がなく、チューブレスの修理やメンテナンスが容易になる。

ビッグボアチューブレスバルブ

Muc-Offのビッグボアバルブは、ベース部分に4つの空気の通り道があるため、タイヤインサートとの互換性があり、マックオフのチューブレスエアタグホルダーとも使用することができる。また、4mmの六角レンチの穴があるため、取り付け、取り外しが簡単だ。

バルブ長は、25mm、35mm、45mmの3種類で、さまざまなリムハイトに対応。6つのアルマイトカラーが用意され、ホイールやバイクに合わせて選べる。

ビッグボアチューブレスバルブ

バルブのグレードは、「ライト」「ハイブリッド」「ルディキュラス」の3種類あり、空気の流量が異なる。

ライトは、内径3.3mmのバルブヘッドを採用し、標準的な仏式バルブより最大230%多いエアフローを提供する。

ハイブリッドは、同じ仏式のバルブだが、バルブヘッドの内径が5.7mmと広くなっている。これにより、標準的なバルブより最大254%空気の流量が多くなる。また、仏式だけでなく、米式互換のポンプもアダプターなしで利用することができる。

最上位のルディキュラスも米式のバルブ穴との互換性があり、5.7mmの内部バルブステムと5.7mmのバルブヘッドで構成され、標準的な仏式バルブより264%大きなエアフローを実現する。

まず、ライトとハイブリッドが2024年夏にマックオフ公式サイトなどで発売され、その後、ルディキュラスが発売される予定だ。