ハッチンソンの最速グラベルタイヤ「カラカル」発表
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フランスの総合タイヤメーカー Hutchinson(ハッチンソン)が最速グラベルタイヤ「カラカル」を発表した。
「カラカル」は、マッハトレッド3.0採用グラベルタイヤ。ますます高速になるエリートグラベルライディングのニーズを満たすよう設計された(カラカル=アフリカ最速のネコ科動物)。その比類なきグラベル性能は、ハッチンソンの最新の高性能ロードレース用タイヤ「ブラックバード」のために開発された2つの新技術を利用することで実現した。
カラカルシリーズには、「カラカルレース」と「カラカル」の2モデルがある。どちらもトレッドデザインは同じだが、ライダーがスピードを優先するか、耐パンク性能を優先するかによって構造が異なる。
カラカルレース
「カラカルレース」は、フランスでハンドメイドされ、超長距離グラベルのスペシャリストであるウルリッヒ・バルトルモエスを含む世界有数のグラベルアスリートやチームと共同で設計されたハッチンソンのプレミアムシリーズ「レーシングラボ」の1モデル。
カラカルレースの開発に当たり、ハッチンソンは1つの目標を掲げた。それは市場最速のグラベルタイヤを作り、エリートチームとアスリートの希望を達成すること。外部機関によるテストで「カラカルレース」は競合他社のレース用タイヤを最大で35%上回るパフォーマンスを発揮した。 この比類なきグラベル性能は、ハッチンソンの最新の高性能ロードレース用タイヤ「ブラックバード」のために開発された2つの新技術を利用することで実現した。
まず、新しい「スイフトイージー」ケーシングテクノロジーを使用。トレッドの中央で重なり合う一般的なケーシングとは異なり、新しいケーシングはタイヤの外層に接着されている。この方法では、中央部のケーシング層が1つ少なくなり、柔軟性と性能が大幅に向上する。転がり抵抗は、ハッチンソンの同様のセミスリックグラベルタイヤより40%低減されている。
「カラカルレース」には、ハッチンソンの新しい高性能コンパウンド「マッハトレッド3.0」が採用された。マッハトレッド3.0は、ハッチンソンが開発した最速のコンパウンドで、25%のリバウンド率という驚異的な性能を発揮し、より多くのエネルギーを前方への動きに変換する。そして、前モデルよりも速いだけでなく、10%硬く、引き裂きに強い。ハッチンソンの試験では、グリップを損なうことなく、引裂き試験で75%の性能向上を実現した。
耐パンク性能を下げれば転がり抵抗と柔軟性が大幅に向上するが、「カラカルレース」はハードなグラベルでのレースやオールロードでのライディングに最適。中央のトレッドパターンは、ドライで高速なレースでは滑らな走行を実現し、大きなサイドノブはアグレッシブで速いコーナリングを可能にする。
カラカルレース
TLR
価格:1万1000円
サイズ:700×40mm
重量:475g
カラー:タンウォール
ケーシング:スイフトイージー
コンパウンド:マッハトレッド3.0
カラカル
「カラカル」は、カラカルレースと同じ高速ローリングトレッドパターンを採用しているが、伝統的なケーシングデザイン、ハードスキンをビード・トゥ・ビードに配置し、ハッチンソンの人気のあるグラベルシリーズの他のタイヤでも採用されているバイコンパウンド構造となる。性能と耐久性のより汎用性の高いバランスを実現した。
その結果、タイヤは信じられないほど速く転がりながらも、ビード・トゥ・ビードのプロテクションが提供する安心感が加わり、日常のライディングにより適したものになっている。
カラカル
TLR
価格:9900円
サイズ:700×40mm
重量:475g
カラー:タンウォール、ブラック
ケーシング:3×127 tpi
コンパウンド:バイコンパウンド
補強材:ハードスキン
【ハッチンソン公式YouTubeチャンネル】Hutchinson | Gravel Racing | New Caracal Tyres
Handmade in France photos @Sophie Gateau
カラカルシリーズ製品詳細
https://www.podium.co.jp/news/10687