【オルベア】ツール・ド・フランス2024 熱戦を支えたバイク

目次

Presented by ORBEA JAPAN

手に汗を握るような熱い戦いが毎日繰り広げられた2024年のツール・ド・フランスが7月21日に幕を閉じた。
ツールの場面と共にオルベアのバイクを振り返る。

ツール2024オルベア

BRAND INFO

スペイン北部のバスク地方で1840年に創業し、1930年から自転車製造を開始したスペイン最大の自転車メーカー。
昔からレースシーンとの関わりが深く、ブエルタ・ア・エスパーニャの第1回目はオルベア本社前からのスタートであった。
現在もLotto Dstny、Euskaltel-Euskadi、Ceratizit WNT Pro Cycling、Latoral Kutxaなど、多くのプロチームをサポートし、機材開発に取り組んでいる。
Made in Spainにこだわり、開発から生産まで本社があるスペイン・マリャービアで一貫することにより、全モデルにおいてアップチャージ無料のカスタムプログラムを提供するなど他社と一線を画すビジネス展開をおこなっている。

逃げで山岳でスプリントで、2つのオルカが活躍

オルカエアロ

オルベア・オルカ エアロ M20i LTD
価格/99万6600円(シマノ・アルテグラR8170完成車)

Spec
フレーム/カーボン
フォーク/カーボン
サイズ/47、49、51、53、55、57、60
カラー/カスタムプログラムMyO対応、デフォルトカラー3色:オレンジクラウド×ストーンブルー、タンザナイト×カーボンロウ、ワインレッド×チタニウム
 
逃げに乗ってステージ優勝を狙いたい選手が矢継ぎ早にアタックを仕掛けるのが大会終盤の中級山岳ステージ。まさに逃げ向きの第18ステージでロット・デスティニーのヴィクトール・カンペナールツが「逃げ屋」としての真価を発揮した。
逃げ切るためにはまず逃げに乗る必要がある。逃げに乗るにはスタート直後からの超高速アタック合戦に加わらなければならない。平均スピードが平気で時速50kmを超え、ステージ全体の中で最も高強度とも言われるアタック合戦では当然バイクのエアロ性能がものをいう。特徴的なブラケットの角度やビッグチェーンリングを試すなど、機材選びに人一倍こだわりがあることで有名なカンペナールツはオルベアのオルカエアロを駆って逃げグループへのチケットを掴み、三つ巴のスプリントで涙のツールステージ初優勝を手にした。
 
アルノー・ドゥリー

ベルギー王者でエーススプリンターのアルノー・ドゥリーは、勝負のかかった平坦ステージだけでなく、山岳ステージでもオルカエアロに乗った。ベルギーの期待を背負う22歳のドゥリーは初出場のツールでトップ5フィニッシュが5回。初完走を果たしている

 

オルカ

オルベア・オルカ M20i LTD PWR
価格/110万6600円(シマノ・アルテグラR8170完成車)

Spec
フレーム/カーボン
フォーク/カーボン
サイズ/47、49、51、53、55、57、60
カラー/カスタムプログラムMyO対応、デフォルトカラー3色:オレンジクラウド×ストーンブルー、タンザナイト×カーボンロウ、ワインレッド×チタニウム

軽量性に特化したオルベアのオルカ。リムブレーキ時代と比べると明確にプロトン内のバイク重量が増している中(8kgを超えるものも珍しくない)、ロット・デスティニーのマキシム・ファンヒルスに用意されたオルカはUCIの規定重量である6.8kgに限りなく近い重量に仕上げられていた。エアロ性能を比べるとオルカ エアロに敵わないが、オルカにハイプロフィールのカーボンホイールを組み合わせることで、軽量性とエアロ性能を両立させるステージも多かった。

オルベアの強みは何といっても、ユーザーの好みに合わせてカラーが選択できるカスタムプログラムMyOだろう。チームカラーや既存カラーの展開もあるが、是非一度オリジナル一台を作ってみてもらいたい。