【ピナレロ】ツール・ド・フランス2024 熱戦を支えたバイク

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Presented by PINARELLO JAPAN

手に汗を握るような熱い戦いが毎日繰り広げられた2024年のツール・ド・フランスが7月21日に幕を閉じた。
ツールの場面と共にピナレロのバイクを振り返る。

ツール2024ピナレロバイク

BRAND INFO

イタリアのヴェネト州で1952年に創業。機能的でデザイン性も高いバイクがこれまで多くの名選手の勝利を支えてきた。

レーシングバイクとして磨き上げられたドグマF

ドグマF

DOGMA F
ドグマF
価格/115万5000円(フレームセット・通常カラー)

Spec
フレーム/カーボン
フォーク/カーボン
サイズ/430、465、500、515、530、540、550、560、575、595、620
カラー/グレナディア、ラクスターレッドゴールド、ラクスターブルー、ラクスターヴェニス、エッジクリスタルホワイト、オーリックイエロー、ボブ
参考重量/6.63kg(スラム・レッドAXS+プリンストン・ピーク4550ホイール、サイズ53)、6.77kg(シマノ・デュラエースDi2+プリンストン・ピーク4550ホイール、サイズ53)、6.88kg(カンパニョーロ・スーパーレコードワイヤレス+カンパニョーロ・ボーラWTO45ホイール、サイズ53)

ツールに合わせるように、大会の開幕1週間前に正式ローンチされたピナレロのドグマF。遠目には劇的な形状変化が見られないように思われるが、フレーム形状を最適化してエアロ性能を向上させるとともに細部をブラッシュアップさせて軽量化。ピナレロはバイクカテゴリーを細分化することなくレーシングバイク一モデル体制を貫いており、勝つためのバランスを追求したバイクを生み出してきた。バイク開発にも携わったイネオス グレナディアズの中で総合エースを担ったカルロス・ロドリゲスはこの新型ドグマFを駆って総合7位。23歳のオールラウンダーは2年連続総合上位フィニッシュを果たしている。18年にツールの総合優勝を果たしたゲラント・トーマスは、チームキャプテンとしてロドリゲスら若手を支えながら、自身も逃げに乗ってステージ優勝を果敢に狙った。

ゲラント・トーマス

最年長38歳のゲラント・トーマスはチームの要。5月のジロ・デ・イタリアを総合3位で終えるなど実力の面でもチームを引っ張る

 

ボリデF TT

BOLIDE F TT
ボリデF TT
価格/未定

ザトウクジラのひれに見られる結節から着想を得たという波打つパターンのシートチューブとシートポストが目を引く新型ボリデF TT。徹底的なエアロ性能の向上を目標に開発が行われ、前モデルと比べると2.28%のCdA削減を果たしているという。イネオス・グレナディアーズは近年TTバイクのフロントディレイラーを廃し、リアに内装変速を採用するなど様々な方法でエアロ性能の向上を模索してきた。1秒の差が勝敗を分ける舞台において、新型の明確な性能向上は大きな武器になるはずだ。

フィリッポ・ガンナ

ツールでは旧型を使用し、パリ五輪の個人タイムトライアルで新型を投入。フィリッポ・ガンナが早速銀メダルを獲得している