ヤマハのeバイク「ワバッシュRT」「クロスコアRC」2024モデルは新型ドライブユニットを搭載

2024.09.04
新製品

ヤマハから、eバイク「YPJシリーズ」の「WABASH RT（ワバッシュアールティー）」「CROSSCORE RC（クロスコアアールシー）」の2024年モデルが10月9日に発売される。さらに軽くコンパクトになり、最大トルクの向上も実現した新型ドライブユニット「PWシリーズS2」を搭載している。

ワバッシュRTは、「いろいろ使えそう。ONもOFFも。」をコンセプトに、オンロードでの快適性とオフロード（林道・砂利道などの未舗装路）での走破性を求める人をターゲットにしたモデル。オフロードでも高い走行性を発揮し、バイクパッキングなどアクセサリーの装着も可能で、移動が楽しく快適にできる点に注力し開発されたグラベルバイクだ。

ワバッシュRT

クロスコアRCは、「365days,1bike」をコンセプトに、通勤から仲間とのレジャーライドまで1台で楽しみたい人をターゲットに、街中でのコミューティングから郊外のロングライドまで快適に走行できる点に注力し開発された、オールマイティに活躍するクロスバイクだ。

クロスコアRC

2024年モデルの主な特徴は、PWシリーズS2のほか、より自然なフィーリングで走行可能になったオートマチックアシストモードのアップデート、ファッションにも合わせやすいライフスタイル感を取り入れたカラーリングだ。

また、クロスコアRCでは、YPJシリーズ初のコネクテッド機能を搭載したモデル「CROSSCORE Connected（クロスコアコネクテッド）」も発売される。アプリを介して、リアルタイムで様々な情報を提供し、より快適にライドを楽しめる。

クロスコアコネクテッド

新型ドライブユニットのPWシリーズS2

従来モデルに比べ、550g軽く、約20％小型化しながらも、最大トルク向上を実現したドライブユニットのPWシリーズS2を搭載。最大トルクが前モデルよりも大きい75Nmとなったことで、急な坂道や、オフロード走行時など高いアシスト力が求められる場面でもよりスムーズな加速が得られる。

オートマチックアシストモードのアップデート

走行状況に応じて、「ハイモード」「スタンダードモード」「エコモード」から自動選択し、ライダーに最適なアシストを提供するオートマチックアシストモードをアップデート。アシストモードが自動で切り替わるタイミングをスムーズにしたことで、より自然なフィーリングで走行することができる。

2024年モデルのカラーリング

ワバッシュRTは、ヤマハが考えるeグラベルバイクの世界観を2色のカラーリングで表現。「マットショールグレー」は、緑味を帯びたダークマットグレーでオフロード環境を想起させるカラーリング。「マットストーングレー」は、オンロードの都会的で洗練された印象を与える。

クロスコアRCは、「シティ」「アクティブ」「ネイチャー」というテーマを軸にトレンド感を高めたカラーリングを3色展開。フォーマルでありながらも、肩肘の張らないカジュアルコーディネートに最適な「スペースグラファイト」、高級感とスポーティーさを融合させた「マットブロンズ」、カフェやビーチライフなどスローカジュアルなイメージを表現した「カーキジェイド」が設定された。

クロスコアコネクテッド

YPJシリーズ初のコネクテッド機能を搭載したモデル。ヤマハが自社で企画、開発したアプリを介して、リアルタイムで様々な情報を提供し、より快適にライドを楽しむことができる。初めてeバイクを購入する人や、自転車の知識が浅くライドが不安な人にもお薦めだ。

以下の主な4つの機能をアプリで提供する。

メンテナンスノート
長期間安心して走行できるように、自転車の適切な点検や点検時期の通知などの正しい整備を促す機能。主にメンテナンス指示、メンテナンス履歴、取扱店情報の3つの機能を提供。
バッテリーリマインド
バッテリー残量を知らる機能。スマートフォンアプリにはバッテリー残量が表示され、適切なタイミングで充電を知らせる。ユーザーの懸念の1つであるバッテリー切れの不安を和らげる。
セーフティライドアシスト
乗車中のリスクを軽減するため「長時間運転アラート」「安全運転のプライズ」「ライトの無灯火アラート」の3つの機能でユーザーをサポートする。
走行ログ機能
自転車をより楽しんでもらうための、走行データを記録、振り返りができる機能。毎走行時のGPS ログ、移動距離、移動時間など標準的な走行データの記録ができる（任意区間）。

WABASH RT
価格：46万3100円