コンチネンタルの新次世代タイヤ「AERO111(エアロトリプルワン)」発売
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ドイツのタイヤメーカーContinental(コンチネンタル)と、スイスのホイールメーカーで空力学の専門家であるSwiss Sideとの共同開発により、エアロダイナミクス性能に特化した新次世代タイヤ「AERO 111(エアロトリプルワン)」 が登場。
エアロダイナミクスに重きを置いて最適化された革新的なトレッドが特徴で、かつてないほどラクに空気を切り裂くよう設計されたタイヤ。
トレッドにある48個の精密成形された渦を発生させるディンプルが乱流を制御し、リムへの空気の流れを長く確保することで、空気抵抗を減らし、横風の安定性を向上させる。
AERO 111には、ロードバイク用チューブレスレディタイヤ「GP5000 TRシリーズ」の優れたテクノロジーがすべて組み込まれている。
優れたグリップと最小限の転がり抵抗を実現するブラックチリコンパウンドに加え、信頼性の高いパンク防止性能を持つベクトラン・ブレーカー。これらすべての特徴が組み合わさり、空気抵抗が小さいだけでなく、転がり抵抗が小さく、耐パンク性に優れ、ウェットコンディションでもドライコンディションでも卓越したグリップを発揮する。
AERO111の特徴
Vortex Generators(ボルテックスジェネレーター)
エアロに最適化されたトレッドパターンは、48個の小さなディンプルが表面に規則的に配置されフロントホイール表面の気流の乱れを制御して、ホイールタイヤシステム全体の空気抵抗を低減する。
Sailing Effect(セーリングエフェクト)
リムから早期の気流分離は乱気流を増加させるため、セーリング効果(前方への作用力)の恩恵を受けにくく、ホイールタイヤシステムの空気抵抗が増加。ボルテックスジェネレーターによってセーリング効果(前方への作用力)が増大するので、リムのプロファイルが低くても層流がリムに隣接して長く留まるため、この効果の恩恵を受けて、あらゆる速度域でホイールタイヤシステムの空気抵抗が減少する。
Black Cilli Compound(ブラックチリコンパウンド)
ブラックチリコンパウンドに用いられるカーボン粒子の大きさは、 一般的なタイヤ用ラバーに用いられる物と比べおよそ10分の1というナノ・カーボン粒子を使用している。このナノ・カーボン粒子がラバーの本来持っているしなやかさを最大限にまで引き出し、タイヤが路面に押し付けられた際の圧力で瞬時に触れたモノの形状に合わせて変形することで高いグリップ性能を生み出す。また瞬時に元の形状に戻り、次に来る路面の変化へ柔軟に対応することが可能となる。
Vectran(ベクトラン)
ベクトランは液晶ポリマーにも使用されているハイテク化学繊維で、防弾ベストなどに用いられるケブラーよりも更に硬く、鉄のおよそ5倍という高い引っ張り強度を持っている。ナイロンの耐パンクブレイカーと比較しても軽量で柔軟性があり、引き裂き抵抗に優れたこのテキスタイルを、コンチネンタルでは耐パンクシートとしてロード用ハイパフォーマンス・タイヤに使用している。
Tubeless Ready(チューブレスレディ)
ビードを完全に覆うパンク防止層によりカーカスは頑丈で、異物による損傷や侵入に対して高い耐性を持つ。最大の効果を得るために、プロテクションテクノロジーとブラックチリコンパウンドを組み合わせている。
AERO111 製品情報
AERO111(エアロトリプルワン)
サイズ(重量):700×29C(280g)
最大空気圧:72-101PSI※
※フックレスリムの場合は使用するホイールメーカーの最大値にしたがってください。
価格:1万9800円
入荷時期:24年1月以降を予定