カデックスがTT用ディスクホイール「CADEX MAX AERO DISC」など2製品を発表
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ハイパフォーマンスコンポーネントブランド CADEX(カデックス)は、ブランド史上最軽量のタイムトライアル用ディスクホイールとなる「CADEX Max Aero Disc」ホイールシステム、および、それに合わせてデザインを一新した「CADEX Aero 4-Spoke Disc」ホイールシステムの2製品を発表した。
2025年1月下旬よりCADEX正規販売店にて国内販売を開始する。
UCIワールドチーム「チームジェイコ・アルウラー」やグスタブ・イデン(2022年アイアンマン世界王者)といった最高峰のプロアスリートによるテストを経て開発された「CADEX Max Aero Disc」ホイールシステム。
超軽量かつ高剛性な一体成型のカーボンスポーク/ハブ・リムからなるホイールを、1Kカーボン製の超薄エアロカバーで覆う構造により、従来モデルから150g軽量化した1000gを達成し、TT/トライアスロン用ホイールに求められる軽さ、パワー伝達効率、コントロール性、そして比類なき空力を実現した。
「CADEX Max Aero Disc」はスポークとハブの一体型構造を新採用。その結果、横方向のたわみを軽減し、荷重をより均等に分散することで、耐久性の更なる向上と大幅な軽量化を実現しながら、前世代の「CADEX Aero Disc」と比較して横剛性が54.3%、駆動剛性が20.2%向上している。
風に向かって平地を全力疾走する時、全身を使いながら丘を駆け上がる時、テクニカルなコーナーの出口から全開で加速する時。あらゆるシーンで、比類なきパワー伝達効率と信頼性を発揮し、時間との戦いを制すための最速ホイールが誕生した。
1月9日に行われたばかりのオーストラリアTT選手権では、「CADEX Max Aero Disc」を履いた新型「Trinity Advanced SL」を駆るルーク・プラップ(チームジェイコ・アルウラー)が勝利し、3度目のオーストラリアTTチャンピオンとなった。
パリ五輪をはじめとした世界最高峰のレースで「CADEX Max Aero Disc」のプロトタイプをテストしてきたプラップは、「素晴らしいホイールです。大幅に進化しており、軽さと反応性の良さをひと踏みした瞬間に感じられます。また、タイヤの性能を引き出すためにホイールが緻密に設計されていることも体感できました」とその性能を高く評価している。
また、確かなエアロ性能と信頼感のあるハンドリンク性能およびコントロール性能で、アスリートの勝利や自己記録更新に貢献してきた「CADEX Aero 4-Spoke Disc」ホイールシステムは、今回、表層に「CADEX Max Aero Disc」と共通の1Kカーボンを採用したデザインにリニューアルし、販売を開始する。
CADEX MAX AERO DISC
「CADEX Max Aero Disc」 は、一体成型されたカーボンスポークとカーボンハブ、そして超軽量フックレスリムを、1Kカーボン製の超薄エアロカバーで覆う構造により、重量をわずか1000gに抑えることに成功。同時に比類なき空力性能とパワー伝達効率、コントロール性を実現した。
チームジェイコ・アルウラーやアイアンマン世界王者といった最高峰のプロアスリートによるテストを経て完成したこの究極のエアロホイールは、TT/トライアスロンでの勝利や自己新記録達成を強力にアシストする。
CADEX MAX AERO DISC WHEELSYSTEM
価格 : 49万5000円
特徴:
● CADEXエアロカーボンスポークを薄型カーボンハブフランジに接合し、1Kカーボン製の超薄エアロカバーで覆う「一体型MAX構造」により、総重量を1000gに抑えながら、横剛性とねじれ剛性を大幅に向上
● CADEXエアロカーボンスポークの採用が横方向のたわみが軽減し、より効率的な加速と登坂が可能に。ディスクホイールでありながら、スポークテンションの調整と振れ取りが可能
● ダイナミック・バランスド・レーシング(DBL)テクノロジーによって、ペダリング時のスポークテンションを安定させ、より優れたパワー伝達効率を実現
●リム内幅22.4mmのフックレスリムがタイヤ断面を丸い形状に維持しながら、タイヤサイドをサポートすることでグリップ力を最大限に高め、コーナリング時の安定性が向上
● 片側3mm厚のビードウォールが、タイヤサイドウォールからホイールへの空気の流れを整えることで、空力性能を最大化。リム打ちに対する耐久性やコーナリング時の安定性向上にも貢献
● 外幅28mmのワイドなリム形状により、リムサイドとタイヤサイドのつながりをシームレスにすることで、風向きや風速に関わらず常に最高の空力性能を発揮
● 精密機械加工された CADEX R3-C40 エアロハブはベアリング負荷を軽減し、CADEX セラミックベアリングはスチールベアリングに比べて1.5 倍滑らかな回転でハブの転がり効率を向上
CADEX AERO 4-SPOKE DISC
コナの強風から多様なコンディションのトレーニングまで「CADEX Aero 4-Spoke」は確かなエアロ性能と信頼感のあるハンドリンク&コントロール性能で、アスリートの勝利や自己記録更新に貢献してきた。
4スポークデザインによる横風時の優れたコントロール性能から、アイアンマン世界王者のクリスティアン・ブルメンフェルトとグスタブ・イデンにとっても強力な武器となっている。
今回、表層に「CADEX Max Aero Disc」と共通の1Kカーボンを採用した新デザインを発売する。
CADEX AERO 4-SPOKE DISC WHEELSYSTEM
価格 : フロント:29万7000円、リヤ:34万1000円
特徴:
● スーパーエアロリム形状は、最も一般的な風向きで最大のエアロ性能を実現するために、よりワイドなリム外幅を採用
● 超軽量1kカーボン素材によって、クラス最高のねじれ剛性と横方向剛性を備えた、高剛性で安定性のあるホイール構造を実現
● 精密加工されたCADEX R3-C40エアロハブはベアリング負荷を大幅に軽減し、CADEXセラミックベアリングはスチールベアリング比で33%摩擦を軽減
● ビード幅の拡大でリム剛性を高め、コーナリング時のタイヤ横剛性を向上させるとともに、タイヤサイドウォールからホイールへの空気の流れを改善してエアロ性能を向上
● 22.4mmのリム内幅、連続的なカーボン構造、フックレスデザインの組み合わせは、重量増を招くことなくタイヤの性能を余すことなく発揮。タイヤ断面を丸い形状に維持することでグリップ力を最大限に高め、タイヤサイドがより強くサポートされることで、コーナリング時の安定性が向上
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