カブトから2025年新型ヘルメットの「フルレ」と「エルピス」登場!

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ヘルメットブランドのカブトから、2025年に展開される新しいヘルメットが登場だ。流線型のスタイリッシュなデザインをまとう「フルレ」と、カジュアルとスポーツの狭間の“ちょうど良い”雰囲気な「エルピス」。1月15日に東京・科学技術館で行われた自転車業界向けフカヤ展示会で発表された、注目の製品の速報をお届けする。

美麗なシェイプに機能も充実の「フルレ(FULRE)」

フルレ

これまでのカブトは、通気性や軽量さ、エアロといった機能性を起点としたアプローチから製品開発を行ってきた。
そしてこの「フルレ」では、ヘルメットとしてのデザイン性を重視することから始まり、外部デザイナーからの協力も得つつ、これまでのカブトのラインナップになかったシンプルな流線型のラウンドフォルムなデザインを採用した。

それとともに、その時々の流行のウェアともトータルで合わせやすいようにカラーリングを意識し、マット系アンニュイカラーや、高級感のあるツヤといったバリエーションを持つ。せっかくのサイクリングだからこそ、身につけるものこだわりたい。そんな今のサイクリストのニーズに応えるプロダクトとなる。

また、被った人が小顔に見えるようなシェイプに仕上がっており、現在の最新基準の安全規格に乗っ取りつつも、軽量かつコンパクトなフォルムとなるよう設計されている。

もちろんカブトとしての機能性も充実しており、BOAダイヤルアジャスターや、通気性を高めるフローティングパッドなど、同社の「エアロR2」や「フレックスエアー」にも採用されるディティールを装備。また、本モデルではマグネットバックルを採用し、フルフィンガーグローブでも着脱操作がしやすくなっている。また、あごヒモ部分は帽体のカラーに合わせた色のヒモとなっており、ヘルメットカラーがホワイト、マットブラック、スペースグレーのものはあごヒモは「黒」、同じくマットグレーブルーのものはネイビー、マットコーラルのものはピンクベージュと、あごヒモだけでも三色が用意される。

カブトはアジアマーケットを中心としたグローバル市場に向けてもヘルメットを展開しており、そんな世界のサイクリストに響く洗練されたスタイリッシュさを兼ね備えたヘルメットがフルレなのだ。

フルレフルレ

FULRE
価格:2万7500円
発売時期:2025年4月予定
カラー:ホワイト、スペースグレー、マットブラック、マットブルーグレー、マットコーラル
サイズ:S(54〜56cm)、M(56〜58cm)
参考重量:270g(S)、280g(M)

※破損交換登録店での取り扱い予定

あらゆるフィールドでマッチする「エルピス(ELPIS)」

エルピス

同時に展示されていたのが「エルピス」だ。発売当初からファンも多い「BC・グロッスベ」シリーズのデザインをアップデートした本モデルは、価格とビジュアル、そして性能を高次元でバランスさせたことで、ロードバイクでのサイクリングはもちろん、クロスバイクや小径車、そしてグラベルライドでもマッチするヘルメットデザインだ。

カジュアルさが増す帽子のツバ部分の「ELPISインナーパッドバイザー」は、選択式で装着が可能。標準装備ではノーマルパッドが装着された帽体のみのシンプルな形状となっており、その時の気分やサイクルキャップの有無次第で付け外しができる。そうしたフォルムの変化を付けることができることも相まって、スポーツとアーバンとの中間的なデザインは、まさに走るフィールドを選ばない。

カラー展開はマットカラーを中心とし、男心をくすぐるカーキやレッドも用意。また、帽体のカラーに合わせてあごヒモ部もブラックとベージュの2色が用意されており、よりカジュアルな雰囲気となる。こちらも小顔効果を高めるコンパクトシェイプを採用しており、サイズもS/MとL/XLの2タイプが展開される。

担当者によると、「ELPIS」の名前の由来はギリシャ神話の希望を象徴する女神の名前であり、災難を予見する希望がある、という願いを込めたものだという。街中から里山まで、あらゆるライドの雰囲気にマッチしてより安全に自転車を楽しむための、まさに「ちょうどいい」ヘルメットが登場した。

エルピス

エルピス

 

ELPIS
価格:1万2100円
発売時期:2025年3月予定
カラー:マットホワイト、マットブラック、マットサンドベージュ、マットセージ、マットレッドクレイ
サイズ:S/M(55〜58cm)、L/XL(59〜61cm)
参考重量:240g(S/M)、260g(L/XL)