後ろも見えるサングラス!? 英国発「HINDSIGHT(ハインドサイト)」が登場

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「レンズサイドで反射した背後の景色が見える!」サイクリストや都市部生活者の安全性を高めるために設計された、イギリス発のサングラスブランド「HINDSIGHT(ハインドサイト)」の製品が、2025年3月に日本国内で発売される。

ハインドサイト

独自のミラー機能を搭載しており、前方視界と後方視界を同時に確保することができる。これにより、前を向いたままでも常に自分の後ろの交通状況を把握することができ、自動車の接近などに一早く気が付ける。

ミラー機能

実際に着用してチェック!「視界の中で背後が見える!」

2025年1月に開催された、同製品を取り扱う「ライトウェイプロダクツジャパン」の展示会にて、本製品が初展示されたので早速着用してみた。

一見して、これといった特別な機能を持っているようには見えない、アーバンな雰囲気で使うシーンを選ばないようなデザインだ。よく見てみると、左右両レンズの側面部分では、同じミラーレンズがそのまま浅い角度で折り曲がっているような形状となっている。
そして「背後が見えるサングラス」と、話を聞くだけでは何ともそのビューが想像しづらいところではあったのだが、早速着用してみると……見える!私にも背後が見えるぞ!

始めに普段の感覚で前方を見ると、当然のように遮光されたサングラスの視界となっているのだが、いざ視点をサイド側、まずはレンズ内の右外側部分に焦点を当ててみると、何と背後にいる人の姿が見えるではないか!

着用して初めの内は、視点を前方から外側へと行ったり来たりする際に、眼球でピントを合わせることに対しては慣れが必要かと感じたが、一方でこれは使用して何度か繰り返す内に体が習得する動作のようにも感じる。
また、乗車姿勢に近い前傾を取ると、レンズ内外側右下部分に視点を置くと、車道左側通行時の右背後がちょうど見えるような状態となった。

車通りの多い道をサイクリングしている際には、安全を確保するために首全体や全身を使ってサッと振り返る動作を行うことが必要であることには変わりはない。そしてその予備動作の段階において、瞬間的にこのミラーを使って背後を確認しておくことは、十分に安全性を高めうるものでもあるだろう。
何より、ファッションや眼球保護のために、多くのサイクリストがサイクリング時に着用することとなるアイウェアだ。そこにより交通の安全性を高める機能が追加されるということは、あらゆるレベルの自転車利用者に歓迎されるもの。ぜひこの新しいプロダクトを体感してみて欲しい。

一見した限りでは、ちょっとオシャレなアイウェア。自転車以外にも普段から着用できそうだ

一見した限りでは、自転車以外にも普段から着用できそうなオシャレなアイウェア。アジア人顔側にもフィットした

そしてレンズ側面に視点を当ててみると……反射した背部が見える!

そしてレンズ側面に視点を当ててみると……反射した背部が見える!遮光したレンズのため明暗は落ちるが、日中の明るさの中であれば十分に視認できる

ハインドサイトの特徴

ミラー機能:サングラスのレンズ端部に透過ミラーを組み込むことで、前方と後方の視界を同時に確保可能。
紫外線カット:米国空軍グレードの光学テストをクリア。サングラスとして確かな紫外線カット効果を発揮する。
高品質な素材:軽量で耐久性に優れた高級アセテートを使用し、長時間着用しても疲れにくい。
デザイン:ファッション性を重視したトラッドモダンデザインで、あらゆるシーンで着用可能。

ハインドサイト
ハインドサイト

モデル:全3種
・アルテミス(ウェリントン型)+ブラックフレーム+ブラックレンズ
・アルテミス(ウェリントン型)+クリアフレーム+ブルーレンズ
・モーフィアス(ラウンド型)+トータスフレーム+ブラックレンズ
価格:3万800円
販売店:全国の自転車販売店

アルテミス(ウェリントン型)+ブラックフレーム+ブラックレンズ

アルテミス(ウェリントン型)+ブラックフレーム+ブラックレンズ

アルテミス(ウェリントン型)+クリアフレーム+ブルーレンズ

アルテミス(ウェリントン型)+クリアフレーム+ブルーレンズ

モーフィアス(ラウンド型)+トータスフレーム+ブラックレンズ

モーフィアス(ラウンド型)+トータスフレーム+ブラックレンズ

ハインドサイトとは

クラウドファンディングサイトKickstarter(キックスターター)で資金を集め、2016年リオデジャネイロオリンピック自転車競技の金メダリストであるカラム・スキナー氏が開発に協力し、リヤビューサングラスを完成させた。このサングラスは後方確認がしやすくなることから、サイクリストを中心に世界中で人気を博している。