この冬イチオシのスマートトレーナー ELITE「DIRETO X」「SUITO」「TUO」
目次
室内トレーナーの定番メーカーであるイタリアのエリート。 その入門〜ミドルグレードのスマートトレーナーが刷新! 選んで間違いなしの製品群。 その魅力に迫ろう。
さすがはエリート
エリートは、イタリアの名門サイクルアクセサリーブランドだ。ボトルやボトルケージにおいて、UCIワールドツアーでの使用率が最も高い。そして、室内トレーナーのブランドとしても歴史は古く、プロの使用率が高いことはもちろん、一般の自転車乗りにも多く愛用されており、まさにトレーナー界の雄である。
そんなエリートの、入門〜ミドルグレードに当たるスマートトレーナー群が刷新された。セカンドグレードに当たる「ディレートX」、サードグレードに当たり新登場の「スイート」、そして同じく新登場で入門機に当たる「トゥオ」の3つだ。
早速、それぞれのトレーナーに実際に乗り、使用感を試してみた。
静粛性が従来比で50%アップ!
まずディレートXについて。前作のディレートも試乗してみたことがあるのだが、静粛性が%アップしたという触れ込みのとおり、確かに実感としてかなり静かになっていると感じた。あえて板張りの床という振動が伝わりやすい状況で乗ってみたが、ほとんどチェーンとクランク、スプロケットがカチャカチャと鳴る音しか聞こえない。床にも振動はほとんど伝わっていないようだ。負荷を高めてこいでみても、大して振動が高くならなかった。また、こいでみた滑らかさもかなり向上しており、固定式ながら実走感にかなり近い。
計測精度が向上した光学式パワーメーター内蔵
持ち運びもラクラク
DATA
価格/11万2400円(税抜・前輪用ライザーブロック付属)
寸法(脚を開いた状態)/長さ650mm×幅840mm×高さ550mm(収納時の幅は300mm)
重量/15kg
対応エンド/130-135mmクイックリリース、12×142mmスルーアクスル
最大シミュレーション勾配/18%
出力計測精度/誤差±1.5%
性能と収納力を両立した画期的モデル
続いてスイート。コンパクトに畳んで収納できるのが特徴だが、正直上位モデルのディレートXと違いが分からないくらい静かだった。こいでみた感触や負荷の掛かり方の滑らかさも、ディレートXとの違いはまったく分からないほど。驚きである。
SUITO ◎スイート
DATA
価格/9万4800円(税抜・前輪用ライザーブロック&シマノ11速カセットスプロケット付属)
寸法(脚を開いた状態)/長さ760mm×幅560mm×高さ495mm(収納時の幅は150mm)
重量/14.5kg
対応エンド/130-135mmクイックリリース、12×142mmスルーアクスル
最大シミュレーション勾配/15%
出力計測精度/誤差±2.5%
シマノ11速カセットスプロケット装着済み!
収納時の幅はわずか15cm!!
操作が簡単なトレーナー入門機
最後にトゥオ。まず感動したのは、「これ、本当にタイヤドライブ式?」と思えるほどの滑らかなペダリング感だ。上位モデルに比べ、さすがに振動は若干大きく出ている感触はあるものの、全然気になるレベルではない。入門機を超えた完成度だ。
部屋に溶け込む機能美あふれるデザイン
TUO ◎トゥオ
DATA
価格/5万5400円(税抜)
寸法(脚を開いた状態)/長さ680mm×幅690mm×高さ410mm(収納時は各430×315×560mm)
重量/10.3kg
対応エンド/130-135mmクイックリリース、12×142mmスルーアクスル最大シミュレーション
勾配/10%
出力計測精度/誤差±3.0%
自動負荷機能搭載のタイヤドライブ式トレーナー
見た目もスマートに収納
価格、取り扱いやすさ、トレーナーとしての性能を総合すると、一般の自転車乗りにはスイートが最もお薦めできる。豪脚でよりシリアスにトレーニングをしたい人ならディレートX、「とりあえず始めてみたい」という人ならトゥオを選べば間違いない。さすがエリート、である。
純正アプリ my E-Training(マイイートレーニング)が1年間無料!
これらの製品は、全て「ズイフト」をはじめ主要トレーニングアプリに対応。また高機能な純正アプリ「マイイートレーニング」があり、これらを買うと1年間無料で使用できる特典が付いてくる。