君はGARNEAU(ガノー)を知っているか?

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Presented by ASAHI CO., LTD.

GARNEAU(ガノー)は、オリンピック自転車ロードレースの元カナダ代表選手、ルイ・ガノーがカナダで立ち上げた自転車の総合ブランド。ロードバイクをはじめとするスポーツバイクから、サイクリングウェアやシューズなどのアパレルまで幅広いラインナップを誇り、トップアスリートからホビーライダーまであらゆるレベルのサイクリストをフォローする。ブランドヒストリーや注目の製品など、あらゆる角度からガノーというブランドの魅力に迫る。

カナダ・ケベック発のリアルスポーツブランド

GARNEAU(ガノー)のブランドロゴ

ガノーというブランドのルーツは、1981年にカナダのケベック州で誕生したルイガノブランドに遡る。14種類のカラーバリエーションを持つウェアの制作を始め、既存のサイクルウェアにはないカラフルさやデザインが高く評価された。後にスポーツバイクやライドに必要なアクセサリーなども手がける総合ブランドに成長し、2008年には性能とパフォーマンスを追求しながら走る楽しさを味わえるバイクやアイテムを展開するハイエンドラインとしてガノーブランドの展開を始めた。

アスリート・芸術家として成功した創業者ルイ・ガノー

GARNEAU(ガノー)創業者のルイ・ガノー氏

ガノーの創業者・ルイはオリンピックの自転車ロードレースカナダ代表に選出されたトップアスリートだった。芸術家としても才能を発揮し、実業家としても成功している

ガノーの創業者ルイ・ガノーは、カナダ東部のケベック州で生まれた。小さいころから絵が書くのが好きだったが、5歳のときに父親から自転車を与えられてからは自転車の魅力にもとりつかれた。13歳で自転車レースに取り組み始めると順調に実力を伸ばし、1980年モスクワ五輪、1984年ロサンゼルス五輪と2大会連続でカナダ代表に選ばれた。

一方で大学では芸術を専攻し、芸術家として多くの作品を残した。その作品はケベック市立美術館に飾られたこともあり、アートの分野でも成功を収めた。

自転車とアートという2つの分野でたぐいまれなる才能を発揮したルイ。1981年にルイガノ、2008年にはガノーという自らの名前を冠した自転車ブランドを立ち上げ、実業家としても成功を収めている。

現在は将来のアスリートやアーティストを支援するための基金を立ち上げるなどチャリティにも尽力し、スポーツとアートという文化への投資もライフワークにしている。

ガノーがサポートするガノー・ケベッカー

ガノーはアスリートのサポートにも熱心に取り組む。カナダ・ケベック州を拠点とするガノー・ケベッカーをサポートするのはその一例。バイクだけでなく、ウェアやシューズなども全てガノーの製品だ

自転車のみならずドライバーへもアプローチ 啓蒙活動から法整備まで  “とにかく安全に乗ること”を提唱する

GARNEAU(ガノー)は“とにかく安全に乗ること“を提唱

ルイは2018年に大事故に遭い、事故後に脳のCTスキャンをモチーフにした絵を描いた。このことは、ガノーが安全に対してこれまで以上に取り組むようになったきっかけとなった

ガノーでは安全に対する取り組みにも力を入れている。きっかけは2018年に創業者のルイ自身が大事故に見舞われたことだった。脳震とうを負い、何か所もけがをしたこの出来事は、ルイに大きなインパクトを与えた。

回復後、ルイはこの不幸な出来事を、芸術家・実業家として活動するためのモチベーションにした。脳の検診時に撮影したCT画像をモチーフにしたアートを制作し、サイクリストが安全に走れる環境づくりのための活動を展開し、サイクリストの安全を確保する製品作りにも取り組んだ。

ルイが展開したサイクリストの安全に走れる環境づくりに関する活動は大きく分けて2つある。一つは「追い越し時に最低1.5m以上の車間を開ける」ことを定めた地方法の成立を目指すこと。そしてもう一つは車のドライバーに運転中の携帯電話使用をやめるよう訴える「インターナショナル・ドント・テキスト&ドライブ・デイ」などの啓蒙イベントを展開したことだ。これらの活動は「追い越し時に1.5m以上の車間を開ける」ことがケベック地方法で定められるなど、実際に実を結んでいる。

サイクリストの安全を確保する製品としては、安全に走れることだけでなく、事故を未然に防ぐことに力を入れている。例えばウェアのバックポケットだけでなく、自転車のタイヤのサイドウォールなどにも反射材を配しているのは、事故を未然に防ぐ予防安全の観点に立ったもの。また、シティライド系のバイクにも油圧式ディスクブレーキを採用するなど、あらゆるサイクリストが安全にサイクリングを楽しめるようなラインナップを展開している。

カナダ・ケベック州の1.5m法

ルイは交通事故に遭ったことがきっかけでサイクリストが安全に走れる環境づくりに関する活動を始めた。「1.5m以内での追い越し禁止」というケベック州の地方法成立はその功績のひとつだ

2020ラインナップから注目の2モデルをピックアップ

ガノーの2020年モデルのラインナップは、グラベルライドやツーリング向けの「EXPLORE(エクスプローア)」、レース志向の強い「PERFORME(パフォーム)」、シティライドやフィットネス向けの「CONNECT(コネクト)」という3つのジャンルに大きく分けられる。バイクやウェア、ヘルメットなどが各ジャンルごとに用意されているのも特徴だ。今回はこの中のエクスプローアのカテゴリーから2020年の注目モデル「GENERAL(ゼネラル)」シリーズを紹介する。

GENERAL RAOD PERFORMANCE(ゼネラル ロード パフォーマンス)

GENERAL RAOD PERFORMANCE(ゼネラル ロード パフォーマンス)

ゼネラルシリーズは、舗装路だけでなく未舗装路もものともしないグラベルロード。「ゼネラル ロード パフォーマンス」は、スルーアクスル仕様のカーボンフレームにシマノのロードバイクコンポーネント・ティアグラの油圧ディスクブレーキ仕様を搭載したモデル。コンポーネントがオンロード向けの仕様となっていることから分かるように、ふだんはオンロードを軽快に走り、たまにダートを駆け抜けたいというサイクリストにピッタリな1台。完成車価格で21万円(税抜)という価格も魅力的だ。

GENERAL ROAD PERFORMANCE
(ゼネラル ロード パフォーマンス)
価格/21万円(税抜)
サイズ/460mm、490mm、550mm
カラー/オニキスブラック/シルバー
重量/9.91kg(490mm)
メインコンポーネント/シマノ・ティアグラ(油圧ディスクブレーキ仕様・20速)
フレーム&フォーム/カーボン
ホイール/シマノ・WH-RS170
タイヤ/ケンダ・テンドリル 700×35C

GENERAL GRAVEL PERFORMANCE(ゼネラル グラベル パフォーマンス)

GENERAL GRAVEL PERFORMANCE(ゼネラル グラベル パフォーマンス)

「ゼネラル グラベル パフォーマンス」は、文字どおりゼネラルシリーズの中でもよりグラベルライド重視の仕様に仕上げられたモデル。ロードパフォーマンスと同じカーボンフレームにシマノのグラベルロード用コンポーネント・GRXを搭載し、タイヤも700×40Cというワイドなグラベルタイヤを標準装備している。グラベルライドをしっかり楽しみつつ、オンロードでも軽快な走りを堪能したいという冒険心にあふれるサイクリストにお薦めだ。

GENERAL GRAVEL PERFORMANCE
(ゼネラル グラベル パフォーマンス)
価格/27万円(税抜)
サイズ/460mm、490mm、520mm、550mm
カラー/ダークブロンズ/バサルトグレー
重量/9.91kg(490mm)
メインコンポーネント/シマノ・GRX810(22速)
フレーム&フォーム/カーボン
ホイール/シマノ・WH-RS171
タイヤ/ケンダ・フリントリッジスポーツ 700×40C

高機能で日本人にジャストフィットするサイクルウェア。カスタムオーダーにも対応

GROAD LS JERSEY(GロードLSジャージ)

GROAD LS JERSEY(GロードLSジャージ) 価格/2万2000円(税抜)

ルイが立ち上げたサイクリングブランドの原点は、当時としては斬新だったカラフルでデザインも優れたサイクリングウェアだった。その命脈は現在にも続いていて、ガノーでは高機能なサイクリングウェアも展開。「エクスプローア」「パフォーム」「コネクト」の各ジャンルに加えグラベルロード向けの「GROAD(Gロード)」も用意。さまざまなライドシーンに特化した高機能なウェアやシューズ、ヘルメットなどをラインナップしていて、カナダではサイクリングウェアでナンバーワンのシェアを誇る。

また、「TEAM CUSTOM ORDER(チームカスタムオーダー)」も用意し、毎年世界中で2000チーム以上のカスタムオーダーを手がけている。カナダの工場で独自開発の機能性と快適性に優れた生地を使い、色落ちしにくく鮮やかな昇華プリントで染色し、丁寧に縫製。日本市場向けの製品は、日本人の体型にジャストフィットするサイズ展開なのも魅力だ。

カスタム可能なアイテム、カスタムの手順については下記ウェブサイトを参照。
https://www.garneau-japan.com/team-custom-order/

チームカスタムオーダー

ガノーのチームカスタムオーダーは、ほとんどのサイクルアパレルのカスタムに対応する