マキシス 注目グラベルタイヤ 9ブランド徹底比較

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1967年に台湾で創業し、当時から自転車とモーターサイクルのタイヤを生産。現在は北米で製品開発を行う国際的なブランドがマキシスだ。もともとオフロード系のタイヤに強く、MTBやシクロクロス用の多様なラインナップを誇っているが、その経験を生かしてグラベル向けのタイヤも他社に先駆けて複数を投入している。独自の耐パンク層やケーシング全体を覆うプロテクション技術の採用が特徴だ。

マキシス

ロードタイヤ譲りの軽い転がりが自慢のリフューズも、幅が40mmあれば相当の難所も進める。悪路に重点を置くなら、ノブが高いラベイジャーという選択肢もある

リフューズ:トレッドの印象を超えた確かなグリップ感

ロード用の入門タイヤという印象が強いリフューズだが、グラベル向けの本モデルは別物。マキシス自慢の耐パンク技術「マックスシールド」に加え、デュアルコンパウンドを採用。トレッドは細かいダイヤモンド形状でスリックに近く、舗装路やそれに近い整った路面の走りは極上。砂利が浮いた状況などで急にトルクをかけると滑りがちだが、幅があるので安定感は高い。最低空気圧の指定が3.4と高めだが、もう少し落とすと好みのグリップ感になった。

マキシス

マキシス・リフューズ

[走行フィール]

乾いた砂利 ★★★☆☆
締まった土 ★★★☆☆
ぬかるみ ★★☆☆☆
アスファルト ★★★★☆


Re-Fuse

チューブレスレディ60TPI
税抜価格(サイズ展開):8500円(700×32、40mm)、7600円(650×47mm、 27.5×2.00インチ)
実測重量:533g(700×40mm)

ランブラー:あらゆる路面に応えるタフな万能系

矩形のノブをセンターには密に、サイドには間隔を空けて配したモデル。700×40mm(実測幅は41mm)であれば、砂利、土、ぬかるみのいずれも安心して走ることができる。直進とコーナーでグリップ感があまり変わらないのも好印象だ。ケーシングにはサイドカットを防ぐプロテクション層があり、岩場もためらうことなく進んでいける。しなやかさにはやや欠けるが、舗装路の転がりも良好。荷物を満載したロングツーリングにも最適だろう。

マキシス

マキシス・ランブラー

[走行フィール]

乾いた砂利 ★★★★☆
締まった土 ★★★★☆
ぬかるみ ★★★☆☆
アスファルト ★★★☆☆


Rambler
チューブレスレディ60TPI
税抜価格(サイズ展開):6300円(700×38、40、45mm、650×47mm)、6500円(27.5×1.50インチ)
実測重量:453g(700×40mm)