チャレンジ 注目グラベルタイヤ 9ブランド徹底比較
目次
かつてロードレース界を席巻したイタリアの伝説的なタイヤブランド「クレメン」の技術を継承しているチャレンジ。他社の多くのタイヤはトレッドとケーシングを一体成型する工法と合成ゴムを採用しているが、チャレンジは両者を個別に成型して接着するハンドメイド工法と天然ゴムにこだわり続けている。そして最新モデルではチューブレスレディに対応。独自のチューブレスチューブラーやチューブラーモデルも評価が高い。
ストラーダビアンカ:天然ゴムとハンドメイドがもたらす魔法の絨毯
低い杉目トレッドにもかかわらず、荒れた路面にしっかり食いつく。以前から同社のタイヤを愛用してきたが、走る度に「これでグリップするんだ!」という感動が味わえる。3気圧程度で砂利のダートを走ると、まるで魔法の絨毯に乗っているかのように自転車が滑らかに進む。サイドまできれいな円形なので、コーナリングもスムーズ。ノブがないので深い砂利や濡れた土の上での無理は利かないが、あまりに快適なのでどんな道でも選びたくなる。
[走行フィール]
乾いた砂利 | ★★★★☆ |
締まった土 | ★★★★☆ |
ぬかるみ | ★★★☆☆ |
アスファルト | ★★★★★ |
STRADA BIANCA
チューブレスレディ260TPI
税抜価格(サイズ展開): 8500円(700×30mm)、9000円(700×36mm)
実測重量: 380g(700×36mm)
グラベルグラインダー:ダイヤとサイドノブが荒れた路面に吸い付く
センターにウロコ型の細かいトレッドを配し、サイドに高さ約2mmほどのノブを立ち上げたモデル。しなやかな走りはストラーダ同様であくまで心地よく、路面からの反発も穏やか。ややぬかるんだ路面でもしっかりグリップさせることができ、深めの砂利ではサイドのノブが効いてトラクションを稼いでくれる。舗装路ではやや抵抗を感じるが、嫌味はまったくない。取り付けにコツを要するが、それを差し引いてもあまりあるほど魅力的なタイヤだ。
[走行フィール]
乾いた砂利 | ★★★★★ |
締まった土 | ★★★★★ |
ぬかるみ | ★★★★☆ |
アスファルト | ★★★☆☆ |
GRAVEL GRINDER
チューブレスレディ260TPI
税抜価格(サイズ展開):9000円(700×33、36mm)
実測重量:419g(700×36mm)