日直商会がペダル型パワーメーター「ファベロアシオマ」取扱開始

2021.01.20
新製品

日直商会は、イタリアのFavero ELECTRONICS（ファベロエレクトロニク）社が生産するパワーメーター「Assioma（アシオマ）」の販売を2021年1月末より開始する。

パワーメーターとは、ペダルを踏みこんだ力を測定してパワーを数値化する機器。取り出された数値はW（ワット）の単位で、乗り手にリアルタイムな出力を知らせてくれる。力のかけ方や左右のペダリングバランスの解析に役立つので、なくて七癖の無意識なアンバランスをあぶりだし、自分のパワーがいかに推進力に変換されているかを把握できるもの。

そんなパワーメーターだが、デジタルに抵抗のない世代は使いこなすのも早く、トレーニングやレースの必須アイテムとして愛用するサイクリストは少なくない。いいことずくめのパワーメーターだが、ひとつ問題がある。世に出て歴史の浅いデジタルデバイスの宿命、価格が高いことだ。

ファベロエレクトロニク社は、30年以上にわたり、スポーツ電子機器のデザインから製造までを手掛けてきたイタリア企業。同社は現在、110か国に対してスポーツ電子機器を販売しているが、俄然注目を集めているのが、サイクリング用に開発したペダル型パワーメーターの「アシオマ」。

商品構成は“DUO”と“UNO”のシンプルな２種類で、違いは読んで字のごとく、パワーメーターが左右ペダルに組み込まれたDUO、左側のみのUNO（イタリア語でDUOは２、UNOは１を意味する）。

アシオマの装着に特別な工具は不要で、瞬間的なパワーの角度と速さを割り出すIAV（Instantaneous Angular Velocity）テクノロジーによって、IAVパワーフェイズ・IAVライダーポジション・左右パワーバランスなどを高い精度で測定する。ペダリング中は常にIAVを計測して数値化してくれるので、ペダリングが不安定になりがちな上り坂でのスプリント、また楕円のチェーンリングを使用した際も正確な数値を計測可能。

あらゆるシーンにおいて高い精度で計測を行う、パワーメーターとしての基本性能に優れていることが最大の特徴だが、DUOの左右ペア重量がわずか303gであることも特長。価格はUNOで5万1000円、DUOで8万円（ともに税抜）。この価格は市場に出回るパワーメーターのなかでも、突出してリーズナブルと言える。

新機軸を取り込んだ機器は、得てして高額な製品となる。しかしどの世界にも、性能や価格面で従来品をブレイクスルー製品が登場するものだ。彗星のごとく現れた Favero Assioma（ファベロアシオマ）がまさにそうで、精度、耐久性、サービス性、軽量性、そして価格面でこのカテゴリーをリードする製品となった。その精度はインドアトレーニングでも発揮され、世界中のZWIFT愛好者からも高い評価を得ている。