ワフーのサイクルコンピュータ「エレメントボルト」がアップデート
ワフーのGPSサイクルコンピュータ「ELEMNT BOLT(エレメントボルト)」が新しくなった。他のワフーデバイスと同様の使いやすく直感的なインターフェースと接続性は維持しつつ、鮮明なカラーディスプレイを採用し、ナビゲーション機能が拡張された。
新型のエレメントボルトは、64色のハイコントラストスクリーンを導入し、2.2インチのスクリーンには、耐久性に優れ傷がつきにくいゴリラガラスを採用している。最上位モデルのエレメントロームのみだったスマートナビゲーションを搭載し、予定していたルートから外れてしまったときに自動的にリルートしたり、目的地の変更やスタート地点への戻りルートの設定などを、スマートフォンを使わずにサイクルコンピューター上で行うことができる。また、カスタマイズ可能なカラーハイライトフィールドにより、特定のデータ指標に簡単に焦点を当てることが可能。環境光センサーがバックライトを自動的に調整するため、夜明けや薄暗い中でのライドでも画面が見やすくなっている。
エアロダイナミックで薄型のボディは、初代のスリムなデザインを継承している。画面上部のクイックビューLEDは、ターンバイターンでの方向指示、ストラバのライブセグメントへの接近などを知らる。15時間の駆動時間と16GBのオンボードメモリを備えているほか、膨大な道路情報やトレイルがプリロードされており、簡単に探索できるように設計されている。ワフーエレメントアプリと組み合わせれば、ライダーはデータ画面のカスタマイズ、ルートの同期、データの分析を簡単に行うことがでる。また、防水設計(IPX7)で、雨の日のライドや小川の横断にも耐える。
ワフーエレメントプロダクトマネージャーのメーガン・パワーズ氏は次のように述べている。「ボルトは、その洗練されたフォルムと使いやすさですでに知られています。ディスプレイの色使いやスマートナビゲーションなど、ワフーリガンが切望していた機能を、どんなバイクにも似合うパッケージに追加できることに興奮しています。エレメントの他のGPSデバイスと同様に、ボルトはワフーのエコシステム全体に統合されており、マルチスポーツ・ハンドオーバーモードを使用してトライアスロンでデータをシームレスに記録したり、キッカーをコントロールしたりすることができます」。
2021年シーズンでは、ボーラ・ハンスグローエ、ドゥクーニンク・クイックステップ、AG2R、アルケア・サムシック、アルペシン・フェニックス、アレ・BTCリュブリャナ、ラリー、チームDSM、コフィディス、トレック・セガフレード、チームトゥエンティ24など、11のプロサイクリングチームがボルトを使ってレースやトレーニングを行う。また、ヤン・フロデノ、ルーシー・チャールズ、アリスター・ブラウンリー、ジョニー・ブラウンリー、ヘザー・ジャクソン、サラ・クロウリーなど、世界トップクラスのトライアスロン選手がボルトを使用する。日本国内では、マトリックスパワータグ、宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼン、弱虫ペダルサイクリングチームが新型ボルトを使用する予定だ。
ELEMNT BOLT
価格:3万8500円
画面の解像度:240×300ピクセル
サイズ:L4.7cm×W7.7cm×D2.1cm
カラーディスプレイ:64色
ディスプレイサイズ:5.6cm
重量:68g
電池のタイプ:リチウムイオン
バッテリー寿命:15時間
防水性:IPX7
人工衛星対応:GPS、GALILEO、GLONASS