【キャノンデール】2021 Tour de France ツール注目機材Pick Up

目次

  • photo Kei TSUJI/BettiniPhoto©︎2021

Presented by CANNONDALE JAPAN

ツール・ド・フランスは、人と人、人と自然、チームとチームのぶつかり合いだが、最新の高性能機材が鎬を削る場でもある。今年のツールに投入されたキャノンデールのロードバイクをピックアップして解説する。

 

BRAND INFO

1971年創業のアメリカンブランド。オリジナリティ溢れる設計で数多くの個性的な名車を生み出し、現在もスポーツバイク界を牽引する。プロチームへの供給を積極的に行うことでも技術を磨く。

キャノンデール

 

どんなコースもこなす真のオールラウンダー

スーパーシックスエボハイモッド

SuperSix EVO Hi-MOD
スーパーシックスエボ ハイモッド
価格/61万6000円

Spec
フレーム/カーボン
フォーク/カーボン
サイズ/44、48、51、54、56、58、60
カラー/チームレプリカ

いつの時代もロードバイクの王道をいくキャノンデール・スーパーシックスエボ。現行モデルは空力を重視した設計となり、文字どおりの万能モデルに進化。高い動力伝達性やエアロダイナミクスだけでなく、ドロップドシートステーと専用シートポストによるハイレベルな快適性も実現している。この「真の万能バイク」は、EFエデュケーション・NIPPOの愛機としてツールを走った。チームは積極的に選手を逃げに送り込み、リゴベルト・ウランが中盤まで総合2位につけるなど、存在感を示した。特に、山岳ステージでの速さが光ったウラン。それは、空力を重視したとはいえ、スーパーシックスエボの登坂性能が犠牲になっていないことの証明でもあった。残念ながら最終週で順位を下げてしまったが、平地や山岳、スプリント、荒れた路面まで何でもこなすスーパーシックスエボの万能性にチームは助けられたに違いない。

スーパーシックスエボハイモッド

チームカラーはラファがデザインを担当。幾何学模様をフレーム側面に施し、レプリカモデルの象徴となる大きなブランドロゴをダウンチューブに配しているのが特徴

スーパーシックスエボハイモッド

低い位置でシートチューブと接合するシートステー。タイヤクリアランスも広がり、30mm幅のタイヤを装着しても左右6mmのクリアランスを確保できる