オルベア2022モデル　新オルカエアロ登場！

2021.10.01
新製品

スペインのバイクブランド Orbea（オルベア）2022年モデルとして、空力、剛性、重量、人間工学などのパーフェクトバランスを実現した最新エアロロードバイク「Orca Aero（オルカエアロ）」が登場した。

オルベア・オルカエアロ

エアロバイクのパワー感覚を克服するのは難しい。ワット数を上げるために設計されたバイクに無関心なライダー、速さを追求するためにパワーを最適化するマシンを嫌がるプロはいないだろう。オルカエアロは、これらのメリットを自転車に提供する。

パーフェクトバランス。
歴史的に見ても、設計要素として空力、剛性、重量のみを考慮しても、劇的に改善されることはほとんどなかった。この３つの分野のうち、どれか１つを大きく改善すると、必ず他の分野に影響が出る。最高のエアロバイクを作るには、これらの目的の最適な妥協点を見つけ、ライダーが効率を高めることができる他の性能要素を見極めることが重要だ。オルベアがデザインした最もエアロなロードバイク、それがオルカエアロだ。

オルベア・オルカエアロ

NEW オルカエアロの特徴

パーフェクトバランス1：エアロダイナミクス
新型オルカのエアロダイナミクスは、空力に関する豊富な知識と、すべての部品に施された細やかな配慮によって生み出されている。コンピューターシミュレーションと風洞実験は、もちろん開発プロセスの重要な部分を占めており、抵抗と空気の乱れを減らすための新しいソリューションを試すことができた。

オルベア・オルカエアロ

ロングライブ　エアロ
オルカエアロは、オルドゥとのプロセスで学んだすべてのことから生まれた。そのためには、何千時間ものテストや風洞実験を行い、オルカのエアロにぴったりの場所を見つけるまで、各部品を丹念に研究する必要がある。空力性能を向上させた重要な部分がいくつかある。

・水平に配置されたチューブとブレースが空気の流れを良くする。

・ダウンチューブとシートチューブの形状を、25～28mmのタイヤに最適化した。

・ヘッドチューブとダウンチューブ、シートチューブとシートステーの接続部分に工夫を凝らし、空気の乱れを軽減している。

・シートチューブの上部を空気の流れに沿わせることで、後輪周りの抵抗を減らした。新しいエアロダイナミックなフォークデザインは、ハイプロファイルホイールに最適化されている。

・新しいハンドルバー、ステム、シートポストは空気抵抗を2％低減する。

オルベア・オルカエアロ

TESTING THE AERODYNAMICS：
空気抵抗については、コンピューターや紙による計算に加え、何百時間もかけてフィールドテストを行い、バイクとライダーのセットアップによる高速走行時の空力特性の向上を確認した。ここでは、風、重力、抗力の影響がよくわかる。

膨大な数の計算を経て、オルカエアロはこれまでに設計したロードバイクの中で最速のエアロダイナミクスを実現した。時速40km/hで15Wの改善を計測したが、時速50km/hで走れるようになれば最大28Wの改善を達成できる。

パーフェクトバランス2：剛性と重量の比率
重くなることなく、また登坂力を損なうことなく、純粋なエアロダイナミクスのバイクをデザインすることは難しいことだった。ペダルからの力を車輪に伝えてバイクを前進させる「パワートランスミッション」に必要な剛性を失わずに軽量化することを常に目指している。

空力性能の向上は、高速走行時に顕著に現れるが、難易度の高い上り坂では、重量、剛性、パワートランスミッションの影響が大きくなる。これらのテストでは、オルカエアロの性能は厳しい上り坂でも衰えないことがわかった。最適化されたエアロダイナミクスにより、オルカエアロは高速走行時に15Wの省力化を達成し、市場で最も優れたエアロバイクの一つとなっている。

ダイナミックな構造：
剛性対重量比を最適化するためには、ダイナミックフレームコンセプトが不可欠。フレームの下半分は、ねじりや横方向の荷重の大部分を受ける。ヘッドチューブ、トップチューブ、シートステーがねじれを受け止め、パワーを後輪に伝達する。フレーム下側のねじれに対する抵抗が、後輪へのパワー伝達量の増加に直結し、即効性のあるパワー伝達を実現していることは間違いない。

各セクションのデザイン、OMXカーボンファイバー、各フレームサイズに合わせたレイアウトにより、このエアロダイナミックなフレームとシートポストアセンブリは、市場で最も優れた剛性-重量比を実現している。

OMX CARBON：
カーボンの製造方法を改善し続けても、数年前とほとんど変わらない結果になってしまったら、カーボンについての話し方を変えるべき。OMXの導入により、世界中のライダーに、より軽量で反応性の高いレースフレームの方向性を示している。OMXは秘密のフォーミュラではなく、それ以上にパワフルなカーボンファイバーバイク製造の頂点。

ORBEA ROAD RACING GEOMETRY：
オルカエアロのRoad Racingジオメトリーは、約100年の歴史を持つレーシングロードバイクのデザインを踏襲し、反応性と安定性の完璧なバランスを実現している。ボディの空力特性と効率性を最大限に高めるため、積極的なポジションを採用している。正確で直感的な操作が可能だ。ペダルを踏むたびに路面の力強さが増すように、様々なサイズの中から角度と寸法を厳選した。そして、パワーがあればスピードも出る。

・ホイールベースを短くすることで、より高い応答性を実現

・チェーンステーを短くすることで加速性が向上

・サイズごとにフォークオフセットを調整することで、サイズを問わずコントロール性が向上

・低いスタックと長いリーチが空力を最適化

・レーシングエルゴノミクス＝より多くのワット数

オルベア・オルカエアロ

バーサティリティー：
700×30cまでのホイールクリアランスを持つオルカエアロは、高速走行時の快適性にも余裕があることを明確に示している。幅広のタイヤを低圧で装着すれば転がり抵抗が減り、空気量が増えれば安定性とトラクションが格段に向上する。

オルベア・オルカエアロ

パーフェクトバランス3：
人間工学もオルカエアロ・パーフェクトバランスの重要な要素だ。エルゴノミクスの改善は、ライダーの快適性、空力特性、コントロール性の向上を意味し、それはすなわちスピードの向上を意味する。

新生OCのコックピットは、人間工学に基づいて設計されている。完全に統合されたコックピットではなく、ほとんど犠牲にすることなく、人間工学的に大きな利点を得ることができる。ハンドルバーの位置と幅を調整し、ステムの長さを変えることで、完璧なポジションを実現し、エアロダイナミクスを向上させ、疲労を軽減する。

オルベア・オルカエアロ

OC2 ICR ROAD STEM：
最もパワフルなスプリンターのために設計されたロードステムは、70mmから130mmまでの7種類の長さがあり、完璧なフィット感と統合されたケーブルルーティングを保証している。また、フロントエンドとサイクルコンピューターマウントのデザインを一新し、ライダーの好みに合わせてマウントの位置を調整できるチルト調整機能を追加した。この組み合わせは、エルゴノミクスだけでなくエアロダイナミクスを向上させる新しいエアロハンドルバーとエアロシートポストに最適。

オルベア・オルカエアロ

OC3 AERO ROAD HANDLEBAR：
ハンドルのドロップ部は5°外側に開いている。エアロステム＆ハンドルバーアセンブリは、15°の回転に加え、幅とリーチを選択することができる。オルベアのICRステムと合わせて検討すると空気抵抗が大幅に削減され、最もアグレッシブなライダーのための優れた剛性が得られる。

オルベア・オルカエアロ

ORCA AERO OMX SEATPOST：
新しいエアロダイナミック・シートポストでは、セットバックを最大25mm、傾斜を±10°調整することができる。最大50mmの挿入が可能で、軽量かつコンパクトなシートポスト。新しいエアロバイクには、見た目の美しさだけでなく、より速く走るためのソリューションが必要だ。

オルベア・オルカエアロ

CARGO FOIL：
ダウンチューブの下、フロントホイールの後ろに組み込まれたツールボックスのおかげで、必要な工具やスペアのインナーチューブをどうやって持っていくかという永遠の疑問に新たな解決策が用意された。ボトルケージと同様に、ツールボックスは便利なだけでなく、空力的にもメリットがある。満杯になっても、空になっても、オルカのエアロに貢献する要素だ。

AERO BOTTLE：
ダウンチューブ周辺の空気の流れは、ボトルとボトルケージが占める空間をスムーズに流れ、フレームの外観を損なうことはない。洗練されたボトルとスリムなボトルケージは、エアロダイナミクスを妨げることなく水分補給を可能にする。実際、オルカエアロはボトルを装着した方が速い。より多くの容量を必要とする場合でも、標準的なボトルケージをダウンチューブとシートチューブに取り付けることができる。

オルベア・オルカエアロ