ゴキソのディスクブレーキ用ハブ、プロトタイプ

目次

ゴキソディスクブレーキ用ハブ

ディスクブレーキ用ハブの試作品

 

航空機エンジンの回転部を製造するノウハウを自転車ハブに応用し、究極の回転性能を追求するゴキソ。ここ数年、ロードバイクがディスクブレーキを搭載したのに合わせて、同社もディスクブレーキ対応のハブを開発してきた。その最新バージョンがBtoB展示会でお披露目された。

ゴキソが最も大切にする回転性能を実現するために、バイクの挙動によってハブシャフトにゆがみが発生しにくいフローティング構造と、ディスクブレーキローター取り付けを両立する部分が難関。アルミ製のハブボディには、シャフトと支える中心部とスポークを通すフランジの間に深い溝が彫られている。

そのためブレーキローターの固定は6ボルト方式を採用している。

 

ゴキソが追求する回転性能を実現するために、こだわりの工作

ゴキソディスクブレーキ用ハブ

路面からの振動をベアリングに直接伝えないための、フローティング機構

 

ゴキソディスクブレーキ用ハブ

フレームのたわみがベアリングに伝わらないように、シャフトの端にはワン座金がある

 

ゴキソディスクブレーキ用ハブ

試作品のフリーボディは削りだしチタン製。スプロケットがフリーボディにかみこまないようにするためにチタンを採用したという

 

ゴキソディスクブレーキ用ハブ

ブレーキローターの固定は6ボルト

 

ゴキソディスクブレーキ用ハブ

ハブのカットサンプル。これはリムブレーキ用モデルだが、ベアリングの位置は共通

 

ブレーキローターの固定方法が6ボルトになることで、使用できるローターの種類が限られるが、回転性能でそのデメリットを上回れるのか、製品版の登場に注目したい。

 

発売時期未定