2022最新! オーダー“サイクルウェア”特集【サンボルト】
目次
サイクリング用オーダーウェアブランド「サンボルト」から、生地やカッティングを見直し、宇都宮ブリッツェンの選手のフィードバックを受けてさらに進化した新しいセパレートワンピース【シームレスレーシングセパレートワンピース】を紹介しよう。
ハイアマチュアに向ける「シームレスレーシングセパレートワンピース」
シームレスレーシングセパレートワンピースはPROパフォーマンスセパレートワンピースをベースに改良を加えた新製品で、日本人の体型、日本の夏の高温多湿な気候、レースに出場するようなハイアマチュアに焦点を合わせて制作されたレーシングジャージだ。
開発にあたっては2021シーズンに宇都宮ブリッツェンの選手が実際に練習やレースで使った上で改善点をフィードバックし、2021年全日本選手権では増田選手が着用して実戦投入も行われた。選手からのフィードバックは生地や着心地についてはもちろんのこと、補給食などの取り出しやすさやゼッケンの付けやすさなどのプロ目線の要望が反映されている。
上半身の素材は日本人の体型や日本の気候に合うような新開発の素材を採用。生地は軽量で、通気性に優れているため熱が篭りにくく、高温多湿な環境でも快適に着られる。そして、高い伸縮性が生み出すタイトなシルエットは空力性能向上につながる。
下半身も長距離のレースでのストレスを低減するための機能が盛り込まれている。注目ポイントは裾止め部分で、繊維状のシリコンを裾部分の生地に織り込んだ特殊素材を採用することでシームレス化を実現し、ペダリング中に縫い目で肌がダメージを受けるなどのストレスをなくした。パッドにはイタリア・サイテック社の高性能なプレミアムパッドを標準装備しており、二重構造による適度な弾力性によって長時間のライドでも快適性をそこなわない。
その他おすすめウエア①「S-RIDE PRO パフォーマンス 半袖ジャージ」
サンボルトが誇るプロ仕様のジャージで、全体的にタイトなシルエットが特徴。各パネルごとに最適な機能を持つ伸縮性と速乾吸収性に優れた生地を使い、これらを最適なカッティングで組み合わせることで、着心地の良さと抜群のフィット感を高い次元で両立。肌の露出面積を減らし、空力性能向上に寄与する長めの袖は、定番ながら最近流行しているセットイン袖を採用。メッシュ素材を採用して高い通気性を実現し、快適なライドをサポートする。乗車姿勢でも首まわりが快適な低めの襟を採用し、機能面の進化に加え美しいシルエットにもこだわっている。
その他おすすめウエア②「スタンダード半袖ジャージ」
サンボルトの半袖ジャージのベーシックモデル。PROジャージに比べて全体的にシルエットに余裕を持たせており、XXSから6XLまで全11サイズ展開で、小柄な女性から大柄な男性までジャストサイズで着られるのが特徴。価格もお値打ちながら、吸汗速乾性、伸縮性に優れた高機能素材を採用。ライド中の汗を素早く吸水し蒸れを防ぐので、いつでもサラッとした着心地を実感できる。裾には滑り止めのシリコンゴム標準装備し、ライド中に背中がずり上がるのを防いでくれる。非常にコストパフォーマンスに優れたジャージだ。
“サンボルト”を愛用している宇都宮ブリッツェンの増田選手
チームにウェアを供給いただいている関係で、ウェアの開発にあたって、自分たちもレースや練習で使い、改善点をフィードバックしてきました。たとえば、背中の3つのポケットの位置や形状ひとつとっても、深さや開口部の高さ、ものの出し入れのしやすさ、容積などの要望を細かく伝え、ミリ単位で何度も改良してもらっています。また、両サイドのポケットは、開口部の外側を低くして斜めにした方がものを取り出しやすいのですが、それだとゼッケンが付けにくいので、あえてまっすぐにしてもらっています。パンツの丈の長さも長すぎるとペダリング時に違和感があるので、ギリギリのところをミリ単位で調整してもらいました。こうした要望を伝えるとメーカーがすぐに新しいバージョンのウェアを用意してくださって、それをまた使ってフィードバックを返す……というサイクルで今の製品ができています。僕たちのこだわりが詰まったウェアです。プロ選手が使うアイテムだけでなく、ホビーライダーにも着こなしやすいモデルもあり、デザインや色使いもおしゃれなものが多いです。オーダーもできるので、仲間でそろいのウェアを着る楽しみもありますね。
「サンボルト」について
ホビーレーサーからトップアスリートまで、自転車を楽しむすべての人が快適なサイクルライフを楽しめるように高性能なオリジナルウエアの開発にこだわるブランド。自社で独自の研究・実験を重ね、軽量でありながら、身体を常にドライで快適な状態に保つ吸水速乾性に優れたオリジナル素材を開発。パンツやワンピースの履き心地を左右するパッドも、オーダーウェアに関しては今シーズンからイタリア・サイテック製パッドを標準装備。日本人の体型に合わせたオリジナルパターンを採用し、日本の気象条件を考慮した素材を開発するなど、日本人が日本で快適に着ることを想定してものづくりに励んでいる。