キャニオンのプレイフル・ショートトラベル・トレイルバイク、新型「スペクトラル125」発売
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昨年、キャニオンはオールラウンドなトレイルバイクの『スペクトラル』に27.5インチ、29インチ、前後異径のマレットという選択肢を追加し、現代の多彩なトレイルライドの楽しみ方に対応できるベンチマークを打ち立てた。
そして2022年、究極のトレイルバイク・ファミリーを創り出すというコミットメントをさらに強化するため、全く新しい『スペクトラル125』を発売する。
スペクトラル125シリーズの特徴
スラックでアグレッシブなショートトラベル29erである「スペクトラル 125」は、何よりもプレイフルなトレイルバイク。リヤ125mm、フロント140mmと短めのトラベル、29インチホイールをフルに活用し、険しい地形を素早く走破すると同時に、ライダーがトレイルとより密接な関係を築けるバイクに仕上がっている。
「スペクトラル 125」は、コンプレッションを駆使してトレイルのあらゆる凹凸をきっかけにポップな走りを繰り出したくなるようなバイク。バイクの性能は、もはや単純にトラベル量という数値で測れる時代ではない。プログレッシブなフレーム形状、サスペンションの品質、シャーシの強度と剛性、これらすべてが、バイクがテクニカルなシングルトラックで真に輝くか、不発弾に終始するかを決定する。そして、「スペクトラル125」は、ただ輝くだけでなく、破裂するように刺激的に楽しめるライドクオリティをもたらす。
スペクトラル125は、160mmというより長いトラベル量を持つ兄弟車をベースに、オールラウンドな性能引き継ぎ、よりサポート性の高いサスペンションを装備し、さらに遊び心をプラスしたバイクとしてデザインされた。アンチスクワットと流線型フレームにより、上りも軽快で効率性が向上している。64°のヘッドチューブアングルと、頑丈で俊敏なフレームとのバランスは、ショートトラベルのトレイルジオメトリーの最先端を行く。このバイクは最高にワイルドでありながら、メローなトレイルでさえも遊び場に変えてしまうほどの敏捷性を備えている。
わずか2,500gのフルカーボンシャシーは、驚くほど軽量。カーボンファイバーのレイアップを最適化することで、このスペクトラルにエンデューロワールドシリーズで優勝実績を持つストライブと同じカテゴリー4の強度を持たせながら、フレーム重量を減らすことに成功した。
高い耐久性と剛性を持つ一方、トラベル量の少なさからビッグヒットに弱いと思われがちだが、その素性はスキルフルなライダーならスペクトラル 125の性能を限界まで引き出すことを可能にしている。
ロングトラベルのスペクトラルと同様、すべてのCFモデルにはダブルシールドベアリング、交換可能なスレッドインサート、完全な内部ケーブルルーティング、フリップチップジオメトリーアジャスターを採用し、ヘッドチューブとシートチューブの角度を0.5°、ボトムブラケットを8ミリ上下させることが可能。
ALバージョンの「スペクトラル 125」も同様に印象的なほど高性能。重量3,000gのこのアルミバイクは、カーボンモデルと同じカテゴリー4の耐久仕様を維持しながら、可能な限り似たような乗り味になるよう設計されている。
ジオメトリー調整用のフリップチップはないが、スペクトラル125CFが「LO」設定で採用する寝かせたヘッドアングルと低いボトムブラケット、そして「HI」フリップチップ設定による急なシートチューブアングルはそのままに、シンプルなバイクに仕上がっている。また、スマートなケーブルルーティングやスチール製ピボットスレッドも採用し、高い走行性能を持ちながら手頃な価格を実現した。
「スペクトラル125」は、2種類のアルミモデルと3種類のカーボンモデルの計5種類の完成車がラインナップされている。
スペクトラル125シリーズのラインナップ
▼キャニオン公式ストア
https://www.canyon.com/ja-jp/