今年のフランスは猛暑に襲われた。パリで最高気温が72年ぶりに更新されたほどだ。その灼熱の中を走ったツールに目をやると、レースの高速化が目立つ。機材の進化もあり、今ツールの平均速度は史上屈指のものになった。

それらの変化はヘルメットにも影響を及ぼしている。通気性と空力性能の重要性が高まってきたのだ。ユンボ・ヴィスマとサンウェブにヘルメットを供給するレイザーは、見事に時代の要求に応えてみせた。チームが使うのは、軽量で高い通気性を持つZ1と、風洞で空力性能を磨いたバレット。平坦ステージではバレット使用選手が3勝を上げ、Z1を使うユンボのステフェン・クラウスウェイクは山岳で大活躍、総合3位に入った。そんな両モデルのチームカラーが限定発売中だ。過酷なツールに想いを馳せながら 最新ヘルメットの性能を体感できる。