2019ツール・ド・フランス ニュー・プロダクツ・セレクション
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2019年のツール・ド・フランスは、例年以上に大きな盛り上がりを見せた。選手たちの活躍はもちろん、この時期に合わせて投入される機材にも注目が集まる。ここでは、選りすぐりのブランドを紹介していこう。トッププロが使用する機材をあなたも実際に体感してみては?
text●大屋雄一/安井行生 photo●辻 啓/BettiniPhoto©2019
BMC
1986年に会社設立、1994年にBMCブランドが誕生した。企業家のアンディ・リース氏が2001年に完全買収後、『スタイル、パッション、プレシジョン』を企業理念に掲げ、世界的ブランドへと成長した。
CUBE
1993年にドイツで産声を上げたキューブ。〝ブランドとは、アイデアと発展 〞という信念のもと、素材や構造などの研究を進めている。欧州の基準適合マークCEを取得し、世界60か国で販売されている。
LAPIERRE
1946年に創業したフランスの総合自転車メーカー。昨年グルパマ・FDJと名前を変えた当チームとの蜜月関係は2002年から続いている。プロ選手のコメントは全て製品のアップデートに生かされている。
【ラピエール】2019ツール・ド・フランス ニュー・プロダクツ・セレクション
CORIMA
自動車や航空機用の金型メーカーとして1973年にフランスで創業。1988年に同社初のディスクホイールで自転車業界に参入した。2011年からアスタナに機材を供給するなど、常に第一線で活躍している。
【コリマ】2019ツール・ド・フランス ニュー・プロダクツ・セレクション
VISION
台湾のベアリングメーカーが立ち上げたイタリアにR&D部門を置くFSAのエリートライダー向けホイールブランド。アッセンブルはトップブランドのホイールを組んでいたイタリア国内工場で行われる。
【ヴィジョン】2019ツール・ド・フランス ニュー・プロダクツ・セレクション
LAZER
今年で100周年を迎えるベルギーのヘルメットメーカー。ヨハン・ムセーウ、パオロ・ベッティーニ、ロビー・マキュアンなど数々の名選手がレイザーを使って勝利を上げてきた。
【レイザー】2019ツール・ド・フランス ニュー・プロダクツ・セレクション
S-PHYRE
従来の製品とは一線を画す存在としてシマノが発表したハイエンド製品群。トップチームの協力のもと妥協なく設計されたシューズ、アイウェアがそろい、多くのレースで使用されている。
【エス・ファイア】2019ツール・ド・フランス ニュー・プロダクツ・セレクション
SHIMANO
言わずと知れた世界最大の自転車パーツメーカー。最高峰コンポーネンツであるデュラエースはツール・ド・フランスで高い使用率を誇る。ロードレース界の新潮流である油圧ディスクブレーキも好評。
【シマノ】2019ツール・ド・フランス ニュー・プロダクツ・セレクション
PRO
シマノがプロデュースする総合パーツブランド。ハンドル、ステム、ホイールなど高品質な製品を幅広くラインナップ。トップグレードに位置するバイブシリーズは多くのプロが愛用している。