ブライトンの最新GPSサイクルコンピューター「Rider S800」発表
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台湾発のGPS機器メーカー・Bryton(ブライトン)が、新しいフラッグシップモデルである「Rider S800(ライダー S800)」を正式に発表した。
GPSサイクリングコンピューターを次のレベルに引き上げる「RiderS800」は、厳選されたプレミアム素材を使用した軽量構造で設計されている。 屋外でも視認性の高いハイコントラストディスプレイを備えた大型の3.4インチカラータッチスクリーンを搭載し、最大36時間のバッテリー稼働時間を誇る。 また新機能として、最先端のオンデバイスグループチャット機能などのプレミアム機能を搭載した。
多彩な機能を備えた「Rider S800」は、最もプレミアムで魅力的なライド体験を提供する。
安全性の向上、音声検索機能による優れた利便性
この最上位機種発売に際し、これまでのモデルにはなかった新機能、“グループライド機能”や“グループチャット機能”をはじめ、屋外でも視認性が高いハイコントラスト液晶ディスプレイ、高度なナビゲーションやワークアウト機能、スマートトレーナーやバイクレーダーとの連携機能を盛り込んだ。
どんなシチュエーションでも、どんなライドのスタイルでも、「Rider S800」には誰もが楽しめる機能が満載だ。
ブライトンのCEO、サミュエル・ワン氏のコメント:
「この新製品により、ライダーが求めるGPSサイクルコンピューターの役割が広がることを期待しています。 我が社の開発チームはトップライダーやコーチと協力し、選手がライド中に直面する様々な問題を解決してきました。
チームメイトや友達とライドする時、全員が同じペースで走ることは簡単ではなく、グループから離れてしまった時に、他のメンバーの状況を把握することは容易ではありません。グループのメンバーやコーチと繋がりを保つことで、お互いの状況を把握し合ったり、必要な指示を受け取ったりすることが可能になります。 この機能を上位グレードのSシリーズへ導入するにあたり、音声による文字入力が可能なグループチャットなど革新的な機能を盛り込み、ライダー同士が繋がり合えることを目指しました。 携帯電話で連絡を取り合うために一時停止する必要もなく、安全に通信することができます。」
Rider S800の主な特徴
プロライダーが企画したパフォマンス重視の設計
大型MIPディスプレイ採用
3.4インチの大型ディスプレイを搭載した「RiderS800」は、MIP(メモリー・イン・ピクセル)技術と内部反射レイヤーを組み合わせ、画面に影が発生することなく屋外での視認性を向上した。 ボディサイズのほぼ全面に広がるMIPディスプレイは、鮮明で高コントラストの読みやすさと高い画面比を誇り、様々な走行データやマップを妥協することなく明瞭に表現する。
最大36時間のバッテリー稼働時間
MIPディスプレイの採用と消費電力を見直し、大型バッテリーを搭載することで、全体的な効率を向上。 バッテリーの稼働時間を最大36時間まで伸ばすことに成功した。マップページを使用しない場合は40時間以上の連続使用が可能。「Rider S800」はあらゆる挑戦に対応できるスタミナを備え、外出先でもモバイルバッテリーからの充電で長距離ライドが楽しめる。
道に迷わない音声検索機能
「Rider S800」はサイクリストの言葉を理解する。スマートフォンのBryton Activeアプリを経由してインターネットに接続すれば、100以上の言語に対応するGoogle音声検索で行き先を検索できる。 タッチスクリーン上のキーボードで入力する必要がなくなり、ライドの途中でどこにいても、より早く直感的に住所やPOI(場所や施設)を見つけることができる。
高度なルート案内機能
「Rider S800」はフル機能のナビゲーションを搭載。 ターンバイターン(方向指示)やルート案内をOSM(オープンストリートマップ)上に表示できる。 ナビに加えて、リルート機能や保存済みルートの復路を表示、走ってきた道を引き返すルート案内を行うこともできる。また、アプリと連携してルートを作成、外部のアカウントと同期してルートデータの取り込み、POIや山頂の情報を追加することができる。
クライムチャレンジ
まだ上ったことのない山へ、クライムチャレンジ機能を使って上ろう。ルート案内に従って走行し、上り坂が近づくと「Rider S800」は上り坂についての情報を表示する。 クライムチャレンジの画面では、複数の上り坂の情報をグラフィック表示でき、鮮明なカラーで区間勾配に応じて色分けし、距離、現在の標高、標高差などをわかりやすく表示する。
サイクリストの冒険心を解き放つ ルートエクスプローラ
「Rider S800」の新機能「ルートエクスプローラ」は、まだ走ったことのないルートを体験できる便利な機能。 走りたい距離を選択するだけで、現在地をスタート・ゴールとするルートを最大3つ生成してルート案内する。まだ走ったことのないルートを通ってスタート地点に戻ることも可能だ。
トレーニングをレベルアップ
ワークアウトの概要をグラフィックで分かりやすく表示。 閲覧時のズームイン・アウトも手軽にでき、トレーニング強度の調節やTraining Peaksとの連携、回復ワークアウトモードやワークアウト・メモ機能(アプリ使用時)など、新機能が充実。 ワークアウトの進捗確認や、目標パワーゾーンの設定など、全てフラフィックで分かりやすく表示される。 同期後に「RiderS800」に表示されるカレンダーに追加されたワークアウトに加えて、サードパーティのサイトからのワークアウトを「マイワークアウト」に保存して、Bryton Activeアプリから直接編集することもできる。
サイクリングダイナミクス機能をサポート
サイクリングダイナミクス機能をサポートし、パワートレーニングやデータ分析が充実した。 互換性のあるパワーメーターペダルをペアリングしたあと「Rider S800」はシッティング/スタンディング、パワーフェーズ(PP)、プラットフォームセンターオフセット(PCO)、左右バランスなど、静的データとグラフィックデータの両方を大型画面に表示できる。
カスタマイズ可能なクイックステータスメニュー
最も重要なサイクリングデータをワンタッチで表示。 クイックステータスメニューは、画面をタップするだけでメーター画面からいつでも表示できる。このメニューは、ラップ情報、稼働中のセンサー情報、走行データなど、最も気になるデータを選択して表示できる。
走っているときも繋がれるライブトラック機能
新しいライブトラック機能を使用して、現在地情報をリアルタイムで友人や家族とシェアできる。スマートフォンから直接共有リンクを生成し、ボタンを押すだけで任意のメッセージアプリと共有できる。ユーザーは、利便性を高めるために、招待電子メールで希望の連絡先に自動送信することもできる。ライブトラック・リンクを使用すると、誰でもWebからフォローして、リアルタイムの位置だけでなく、現在の速度、走行時間、経過時間、距離も表示できる。
グループライド/チャット機能
「Rider S800」なら友達とのライドがさらに楽しくなる。 Bryton Activeアプリと連携させてルートを設定し、友達をグループに招待しよう。「Rider S800」を持っているメンバー同士なら、他のライダーの場所や走行のデータを見ることができ、音声入力でチャットすることもできる。 さらにBryton Activeアプリを使えば、グループライドも画面のボタンを押すだけで設定可能。
Rider S800 製品概要
Rider S800(ライダー S800)
Eセット(基本セット 本体、保護カバー、マウント、ストラップ)
価格:5万2800円
Tセット(上記Eセットに速度、ケイデンス、心拍の各センサー同梱)
価格:6万2700円
*2022年5月下旬入荷予定