SIDI「DZero」発表!環境への負荷を最小限に抑えたサイクリングシューズ
イタリアのサイクリングシューズブランド SIDI(シディ)から、ニューモデル「DZero」が発表された。
「DZero」は、フラッグシップモデルのSHOT 2をベースに、アッパーにリサイクル素材を使用したBioVegマイクロファイバーを使用するなど、環境への負荷を最小限に抑えることを目標に作られた。
そしてデザインは、ブランドの創設者ディーノ・シゴノーリ氏にインスパイアされており、これまでのシディの伝統を重んじながら、サスティナブルな社会の実現へと取り組む特別なモデルが誕生した。
「DZero」はSIDIの哲学や環境への負荷を考慮した新しいシューズだが、サイクリングシューズとしての性能は確かなもの。すでに開催中のツール・ド・フランス2022において、クリス・フルーム(イスラエル・プルミエテック)やアルベルト・ベッティオール(EFエデュケーション・イージーポスト)らが着用している。
ブランドの創設者であるディーノ・シゴノーリ氏が立ち上げたSIDIは、60年にわたりサイクリング界の発展に尽力してきた。ディーノ氏はシューズの開発に熱心に取り組み、今でも研究、開発をおこっている。そして常に品質の向上を目指し、創業からの Made in Italy であることに誇りを持っている。そんなディーノ氏の精神を反映したのが「DZero」のデザインとなる。
特別なBioVegマイクロファイバー
今回、アッパーに用いられるのは「BioVegマイクロファイバー」と言われる特別な素材。リサイクル原料から作られた素材を使用することで、環境への負荷を最小限に抑えた。
またアッパー以外にも、自然由来で生分解性のコーティング。インソールには原料の95%がリサイクル素材でできているPU(合成皮革)や、化学的な素材の使用を抑えるために綿を採用した。加工には産業廃棄物を処理する際に用いられていた機械を利用し、パッケージにもFSC認証紙や植物由来のベジタブルインクを使用することで可能な限り環境への負荷を考慮している。
DZeroは、人間・社会・地球環境の持続可能な発展を目指し100%リサイクル可能なシューズ。
創設者ディーノ・シゴノーリ氏にインスパイアされたデザイン
サイクリングシューズに強い情熱を持つディーノ氏だが、人柄はチャーミングでアスリートやスタッフによく冗談めかした言葉をかけているのを耳にする。しかし、その言葉はSIDIの哲学や、技術革新のルーツに繋がるもので、アスリートやスタッフに深く響いてきた。DZeroにはそれらのフレーズをデザインとして落とし込んだ。
PORCA MATINA
驚きを意味する言葉で大喜びした時にしばしば耳にします。
PROVA MO PROVA
失敗は成功の始まり。ディーノ氏が若い頃に上司に言われた言葉です。何か困ったことが起きた際に、ディーノ氏は自らチャレンジしてきました。そしてそれはSIDIにも受け継がれています。SIDIのスタッフたちは、成功するまで何度も挑戦していきます。
TE DEVI FAR QUEL CHE TE SI BON DE FAR
なすべきことを成せ。ディーノ氏は靴職人としてキャリアをスタートさせました。そしてその技術を時間をかけて修練し、SIDIのブランドを作り上げてきました。その職人気質はSIDIの品質を高め、今でも根底に存在しています。
TE FIRMO NA CARTA CHE NO SE POL FAR
ディーノ氏は新しいアイディアを閃いたときには、必ず書き留めています。それらのアイディアによって新しい製品が誕生するのです。
QUESTO ACIDO LATTICO SE MAGNA?
乳酸って美味しいの?アスリートからの相談を受けることも多いディーノ氏ですが、彼自身はアマチュアアスリートでした。筋疲労に苦しめられる彼らに対して、冗談めかして尋ねます。
SIDI DZero
価格:未定
サイズ:38~48
カラー:1色
発売日:2023年2月予定
▼オフィシャルブログ:SIDI SHOT 2 ニューモデル「DZero」
https://www.758sessions.com/2022/07/15/0715/
▼SHOT 2について詳しくはこちら
世界レベルの選手が選ぶ ロード用サイクリングシューズ「SHOT 2」
https://www.758sessions.com/2022/06/27/0627/
▼ロード用サイクリングシューズ「SHOT 2」に搭載されるテクノロジー
https://www.758sessions.com/2022/07/08/0711/