【ピナレロ】注目グラベルアイテムインプレッション
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BRAND INFO
ツール・ド・フランス総合優勝は言うに及ばず、ヨーロッパにおける幾多のロードレースでの勝利。サスペンションや新素材のいち早い採用といった、革新への継続的な挑戦が、ピナレロの栄光の歴史を作り続けている。
細部にまで、矛盾なきアイデンティティが搭載される
GREVIL+ グレヴィル+
均衡をもたらすための非対称設計は、ONDAフォークやシートステイなどに全てに施される。ピナレロのそんな哲学は、新しくファミリーに加わったグレヴィル/グレヴィル+にももちろん組み込まれている。グラベル&ロングライド向けの専用ジオメトリを採用しつつ、加わる力と空気抵抗が、効率的にマネージメントされることになる。
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フレームセット価格/54万円(税抜)
フレーム/カーボン
フォーク/カーボン
カラー/カーボン×ペトロール、BOB、カーボンバーディゴブルー
LINE UP 基本設計は共通の弟分も同時に登場
グレヴィル
フレームセット価格/ 38万円(税抜)
IMPRESSION 矛盾を共存させるという、ピナレロが見せる意地
リヤセンター長を含めてホイールベースをギリギリまで詰めつつ、27.5×2.1インチ幅のタイヤまで対応させる。オフロード路面での走破性や安定性と、ペダリングやハンドリングの軽快さとを両立させる。グラベルバイクが背負いがちな矛盾を、見事に解消させたのがグレヴィルである。
650Bホイールによってもたらされる絶妙な浮遊感が、プレジャーバイクとしての優れた素性を解放させる。それは絶妙なるバランスであり、硬さと柔らかさ、もしくは安定と俊敏性の共存なのだ。
今回は、東レT1100カーボンを使った”+”グレードにまたがったが、ぜいたくな素材選択も含め、ピナレロの妥協しない姿勢には呆れを通り越して感服せざるを得ない。