ルンのロード用カーボンホイール「ハイパー」2023モデル登場

カーボンパーツの製造を得意とするウィンスペース傘下のホイールブランドLun(ルン)から、「HYPER(ハイパー)」シリーズの2023年モデルが登場した。カーボンリムやカーボンスポークが一新されている。

 

ハイパー2023モデル

ルン・ハイパー33

 

2023モデルでも、前モデルと同様にリムハイト別に3種類あり、リムブレーキ用またはディスクブレーキ用が選べる。モデル名に「R」が付いたものがリムブレーキ用、Dがディスクブレーキ用だ。また、前モデルと比べて1ペアで平均50g以上の軽量化を達成している。

 

改良されたリム

リムの内幅は19mmから21mmに変更された。タイヤとリムのギャップが改善され、前モデルと比較して、25mm幅のタイヤでより優れた空力性能を実現。「33」シリーズがクライミングパフォーマンスを最優先に設計されている一方、「45」「67」シリーズでは、新たに安定性とスピードの両立を考え、前後でリムハイトの異なるF-RAPIDデザインを採用。エアロダイナミクスを第一に考え、フロントとリヤのリム形状を、それぞれの要求を満たすように個別に設計。フロントはより幅広いリムで様々な条件で速度と安定性を提供し、リヤはより高く、スピード維持性能に重点を置いた低いヨー角に最適化されている。

 

ハイパーのF-RAPIDデザイン

ハイパーのF-RAPIDデザイン

 

カーボンスポークも改良

スポークにも小さな変更が加えられた。新たなTロックスポークヘッドは、スポークのねじれを防ぐように設計されている。これにより、スポークが完璧なアライメントを維持し、ホイールを調整する必要性を減らし、最適な空力性能を保証する。

 

ハイパーのフロントハブ ハイパーのリヤハブ

 

また、ドライブ側のスポーク角度を変更。ドライブスポーク角度を28%広げることにより ねじれ剛性が15%増加。よりダイレクトなパワー伝達を実現した。

 

プロによるテスト UCI承認

ルンのホイールの開発、テストにはプロサイクリストが関わっている。そして、テストはラボと実走の両方で広範囲に行われ、ホイールはUCIによって承認を受け、レースでもイベントでも使用することができる。

 

ハイパー2023モデル

ルン・ハイパー33

 

HYPER R33D33
価格:22万円
重量:リムブレーキ1229g(一輪あたり±25g)、ディスクブレーキ1330g(一輪あたり±25g)
リムハイト:35mm
リム内幅:21mm
リム外幅:27.6mm
スポーク:カーボン
ハブベアリング:セラミック
リムタイプ:チューブレスレディ、クリンチャー
推奨タイヤ幅:25~28mm

 

ハイパー50

ルン・ハイパー45

 

HYPER R45D45
価格:22万円
重量:リムブレーキ1322g(一輪あたり±25g)、ディスクブレーキ1421g(一輪あたり±25g)
リムハイト:フロント46mm、リヤ54mm
リム内幅:21mm
リム外幅:フロント27.6mm、リヤ27.8mm
スポーク:カーボン
ハブベアリング:セラミック
リムタイプ:チューブレスレディ、クリンチャー
推奨タイヤ幅:25~28mm

 

ハイパー67

ルン・ハイパー67

 

Lun HYPER R67D67
価格:22万円
重量:リムブレーキ1418g(一輪あたり±25g)、ディスクブレーキ1515g(一輪あたり±25g)
リムハイト:フロント60mm、リヤ68mm
リム内幅:21mm
リム外幅:フロント28.0mm、リヤ28.5mm
スポーク:カーボン
ハブベアリング:セラミック
リムタイプ:チューブレスレディ、クリンチャー
推奨タイヤ幅:25~28mm