いよいよ冬本番が到来し、屋外を実走する機会が減ってしまうからこそ、インドアや日常生活の延長からサイクリング趣味の充実を図りたいものだ。そして、普段からの生活習慣の見直しに加えてこれからの“オフシーズン”だからこそ欠かせないのが自転車体力のベースを作り上げる、コンディショニングやワークアウト。ここではそんな体作りへのモチベーションをより向上させてくれるようなワフーのスマートトレーナー「キッカー」をピックアップして紹介しよう。

wahoo KICKR
ワフー・キッカー
価格／18万7550円

spec.
製品サイズ／530×760×475mm（700C設定時）
収納サイズ／530×220×475mm（700C設定時）
製品重量／22kg
最大出力／2200W
出力精度／±1%
フライホイール重量／7.6kg
対応ハブサイズ／130、135mm（クイックリリース）、12×142、12×148mm（スルーアクスル）※アダプター同梱
対応カセットタイプ／スラム、シマノ※11速カセット付属
最大シミュレーショングレード／20％（KICKR CLIMB使用時）
勾配シミュレーションの最低値／−10％
接続方式／ANT+、Bluetooth、WiFi、専用アダプターによる有線LAN接続
最大ユーザー重量／113kg

話題の高機能トレーナーがさらに進化

もはやスマートトレーナーの“定番”なワフー・キッカー。その第1世代から磨き続けてきたライドフィールとパワー精度はワフーの技術的なコアであり、他社の追随を許さないほどだ。そしてこの第6世代では、パワー測定精度だけでなく、最大5度まで左右に傾くアクシスフィート装着による実走感を向上した他、WiFiで各種ソフトウェアと接続可能に。より安定かつ高速、そしてデバイス依存の少ないスマートトレーナーに進化した。このWiFi経由では、未使用時に自動ファームウェアのアップデートや故障診断を行うことができ、よりユーザーにとってストレスフリーに。また、同社のサイクルコンピュータであるエレメントシリーズが、ワークアウト時の操作パネルや外部モニタとしても使用可能。ペダル型パワーメーターのスピードプレイパワーリンクゼロとの同期もスマートに行われることで、屋内外どちらのサイクリングにおいても完全なワフーのエコシステムを体感することができる。

静粛性に優れ、タイヤやスプロケットの摩耗が抑えられるダイレクトドライブ式。大型のフライホイールを採用し、走行時の慣性まで再現。リアルなライドフィールでオフトレを楽しめる

フロントフォークと接続することで勾配変化を再現するこちらのキッカークライム（9万3500円）や、同ヘッドウインドといった周辺機器により、インドアライド体験がより充実するのもワフーの強みだ

user comment：ハイエンドのパフォーマンスに絶大な信頼！

サイクルワークスフィンズ
遠藤健太店長

新潟県長岡市の実践派プロショップ店長。有名ロードレース・ヒルクライムレースに参戦しつつ、Zwiftでのレース活動も熱心に行う。初代Zwift最速店長。

ワフーはZwiftの世界選の機材として採用されるほどの信頼性の高さに注目しています。新キッカーは勾配のアップダウンからの負荷のかかり方がよりスムーズな実走に近い感覚になり、急に負荷がかかって脚が削れてしまうようなことがありません。また、左右ベースのクッションを自分好みの硬さに調整することができ、それによって長時間乗っていても膝への負担を減らすことができます。レースライクに使用すると、本体の重量がある程度ある方が安定感を得られますね。本格的にオンラインレースやワークアウトを始めたいという人や、質の高いインドアライド体験を求めるライダーには、やはりハイエンドであるキッカーがオススメですね。